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「リージョンとアベイラビリティゾーンは、どちらも場所のことでしょう? 何が違うの?」「エッジロケーションはさらに別の場所?」と、AWSの学習を始めてすぐにつまずく方は多いと思います。参考書には「リージョンは地理的な領域で、複数のアベイラビリティゾーンで構成され……」と書いてありますが、文章だけではどれがどれの中に入っているのかがつかみにくいものです。
しかも、この3つはクラウドプラクティショナー(CLF-C02)で必ず出る用語です。「複数のAZに配置する理由は?」「リージョンを選ぶ基準は?」「CloudFrontはどこで動く?」という形で、毎回のように問われます。
筆者はIT企業でオンプレミスの仕事からAWS案件の設計・PMへ移り、AWS認定を全種類取得したうえで、Udemyで認定試験の問題集を作っています。この記事では、3つの用語を「どれがどれを包んでいるか」の図から説明し、なぜそういう構造になっているのかと、試験でどう問われるかまでを初学者向けにまとめます。
この記事でわかること
- リージョン・アベイラビリティゾーン(AZ)・データセンターの包含関係
- エッジロケーションがリージョンとは別系統の設備である理由と、使うサービス
- 複数AZに置くと高可用性になる仕組みと、リージョンを選ぶときの4つの基準
- CLF-C02での問われ方(例題3問と解説)
まず全体の構造を1枚の図で押さえる
最初に、AWSの設備がどのように入れ子になっているかを図にします。文章で読む前に、この図の形を覚えてください。
図の説明:いちばん外側の枠が「リージョン」で、東京や大阪といった地理的なまとまりです。その中に「アベイラビリティゾーン(AZ)」が複数あり、1つのAZは1つ以上のデータセンターでできています。AZ同士は離れた場所にありますが、高速な専用回線でつながっているため、1つのリージョンの中ではほぼ1つのシステムのように扱えます。
つまり、包含関係は「リージョン ⊃ アベイラビリティゾーン ⊃ データセンター」です。この3段の階層がAWSの設備の基本で、CLF-C02で問われる内容の大半はこの図に戻ると整理できます。
もう1つ、この図の外側に「エッジロケーション」という別系統の設備があります。エッジロケーションはリージョンの中に入っている設備ではありません。これは後半で図を分けて説明します。
筆者がこの図から説明する理由
筆者がAWS案件で新人を指導するときも、この記事でも、サービスのつながりを描いたアーキテクチャ図より先に「どこに何が入っているか」の線引きの図を見せるようにしています。AWSの前提知識がない相手に運用や設計の話をするのは、実際にやってみると言葉だけでは伝わりにくく、まず地図を共有してからでないと会話が進まないと感じたためです。
筆者自身もネットワーク系の認定(ANS)を勉強したとき、頭の中だけで理解しようとせずに、いったん図に描いてから覚えるようにしました。AIにMermaid(テキストから図を描くツール)で図を出してもらい、それを見ながら頭に入れる方法です。リージョンとAZの関係も、文章で読むより上の図の形で覚えるほうが、試験の問題文を読んだときに思い出しやすくなります。
リージョンとは:AWSの設備がある「地域」
リージョンは、AWSがデータセンター群を置いている地理的な地域です。日本には「アジアパシフィック(東京)」と「アジアパシフィック(大阪)」の2つのリージョンがあります。他にも米国東部(バージニア北部)、欧州(フランクフルト)、アジアパシフィック(シンガポール)など、世界中に置かれています。
2026年9月時点でAWS公式ページに記載されているリージョン数は39で、さらに増設が発表されています。数字は毎年変わるので、試験対策としては正確な数を暗記するより「30以上のリージョンが世界中にあり、増え続けている」と押さえておけば十分です。
リージョンは互いに独立しています。東京リージョンで作ったサーバー(EC2)やストレージ(S3のバケット)は、大阪リージョンの管理画面には表示されません。マネジメントコンソールの右上でリージョンを切り替えると、表示されるリソースが丸ごと変わります。初学者がよく「作ったはずのサーバーが消えた」と慌てる原因は、たいていこのリージョン切り替えです。
リージョンを選ぶ4つの基準
システムをどのリージョンに置くかは、次の4つで決めます。CLF-C02では「リージョンを選ぶときに考慮する要素はどれか」という形でそのまま問われます。
1つ目は法規制とデータの所在(データレジデンシー)です。「個人情報は国内に保管すること」という法律や契約上のルールがある場合、日本のリージョンを選ぶ必要があります。金融機関や官公庁の案件では、この条件が最初に確認されます。
2つ目は利用者との距離、つまり遅延(レイテンシー)です。日本の利用者向けのシステムを米国のリージョンに置くと、通信のたびに太平洋を往復するぶん応答が遅くなります。利用者に近いリージョンを選ぶのが基本です。
3つ目はサービスの提供状況です。新しいサービスは米国東部(バージニア北部)などの大きなリージョンから先に提供され、東京や大阪への展開が数か月から数年遅れることがあります。使いたいサービスがそのリージョンで使えるかは、設計の前に確認します。
4つ目は料金です。同じEC2のインスタンスでも、リージョンによって単価が違います。一般に米国のリージョンのほうが安く、東京はやや高めです。データの所在や遅延の条件がゆるいシステムなら、安いリージョンを選ぶこともあります。
筆者が担当した国内向けのAWS案件では、利用者が国内であることと、お客様のデータを国内に置くという要件から、東京リージョンを前提に設計するのがほとんどでした。4つの基準のうち、日本の業務システムでは「法規制・データの所在」と「遅延」で東京にほぼ決まり、料金の差は結果としてあまり議論にならない、というのが実感です。
東京リージョンと大阪リージョン
日本には東京と大阪の2つのリージョンがあります。大阪リージョンはもともと東京の補助的な位置づけの「ローカルリージョン」として始まりましたが、2021年に通常のリージョンに拡張され、今は東京と同じように使えます。
2つのリージョンが同じ国にある意味は、災害対策です。東京と大阪は数百キロ離れているため、大きな地震や広域停電で東京リージョン全体が影響を受けても、大阪リージョンは別の場所で動き続けます。データを大阪にも複製しておき、東京が使えないときに大阪で業務を続ける、という構成が国内向けシステムのDR(災害復旧)の定番になっています。
ただし、AZの数やサービスの提供状況は東京のほうが多く、まず東京に置いて、必要に応じて大阪をDR先にする、という考え方が一般的です。
アベイラビリティゾーン(AZ)とは:リージョンの中の「独立した区画」
アベイラビリティゾーン(AZ)は、リージョンの中にある1つ以上のデータセンターのまとまりです。同じリージョンの中のAZは、それぞれ別の場所にあり、電源・空調・ネットワークが独立しています。1つのAZが火災や停電で止まっても、他のAZは影響を受けないように設計されています。
1つのリージョンには通常3つ以上のAZがあります。東京リージョンには4つ、大阪リージョンには3つのAZがあります(2026年9月時点。AZの数もAWS公式ページで確認できます)。
AZは「ap-northeast-1a」「ap-northeast-1c」のような名前で表示されます。「ap-northeast-1」が東京リージョンのコード、末尾の英字がAZを表しています。
なぜ複数のAZに置くと高可用性になるのか
CLF-C02でいちばんよく問われるのがこの点です。答えは「1つのAZが止まっても、別のAZで動いている分が残るから」です。
図の説明:利用者からのアクセスは、まずロードバランサー(ELB)が受け取り、AZ AのサーバーとAZ Bのサーバーに振り分けます。AZ Aが停電などで止まった場合、ELBはAZ Aのサーバーに振り分けるのをやめ、AZ Bのサーバーだけにアクセスを送ります。利用者から見ると、サービスは止まらずに動き続けます。
もし2台のサーバーを同じAZ Aに置いていたら、AZ Aが止まったときに2台とも使えなくなります。台数を増やしても、置き場所が1か所では意味がありません。だから「複数のAZに分散する」ことが高可用性の条件になります。
これは、大事な書類のコピーを同じ机の引き出しに2部しまっても火事で両方燃えてしまうのと同じで、コピーは別の建物に置いて初めて備えになる、という話です。
サーバー(EC2)だけでなく、データベース(RDS)にも同じ仕組みがあります。RDSの「マルチAZ配置」を有効にすると、別のAZに待機用のデータベースが自動で作られ、メインのAZに障害が起きたときに自動で切り替わります。S3のように、利用者が意識しなくても最初から複数AZにデータが複製されるサービスもあります。
筆者の失敗談:1台構成のブログが落ちて検索順位が下がった
筆者はこのブログを最初、EC2の小さなインスタンス1台(t2.micro)で運営していました。本業でAWSを使っていたので副業でも活かしたい、という動機です。記事とアクセスが増えるにつれてサーバーが頻繁に落ちるようになり、落ちている間にGoogleの検索順位が下がって、アクセス数が減るという悪循環になりました。
これは性能不足が直接の原因ですが、1台しかないので落ちたら終わり、という構成の弱さを身をもって知った出来事でもあります。業務システムであれば、複数AZに分散してELBで振り分けるのが最低限の構成になります。個人ブログにそこまでの費用はかけられなかったため、筆者は最終的にサーバーをやめて、S3とCloudFrontで配信する構成に変えました。この話は次のエッジロケーションの説明につながります。
エッジロケーションとは:利用者に近い「配達拠点」
ここまでのリージョンとAZは、システムそのものが動く場所です。それに対してエッジロケーションは、利用者に近い場所でコンテンツを配ったり、通信の入り口になったりするための設備で、リージョンとは別の系統です。
図の説明:利用者がアクセスすると、まず近くのエッジロケーションが応答します。エッジロケーションに手元のコピー(キャッシュ)があればそこで返し、なければ中間のリージョナルエッジキャッシュを経て、リージョンにある本体まで取りに行きます。一度取りに行ったコンテンツはエッジに保存され、次の利用者にはエッジから直接返します。
エッジロケーションは世界中に750か所以上あり、リージョンの数(39)よりはるかに多く、より細かく散らばっています(2026年9月時点)。試験では「エッジロケーションはリージョンより数が多く、利用者に近い場所にある」という関係を押さえておけば十分です。
リージョナルエッジキャッシュは、エッジロケーションとリージョンの間にある中間層のキャッシュで、世界に十数か所あります。エッジロケーションで消えてしまったキャッシュをここで持っておくことで、リージョンまで取りに行く回数を減らします。CLF-C02では細かく問われることはありませんが、「エッジロケーションとリージョンの間にある」という位置関係だけ知っておいてください。
エッジロケーションを使うサービス
エッジロケーションで動くサービスとして、CLF-C02で覚えておくべきものは3つです。
Amazon CloudFrontは、コンテンツ配信(CDN)のサービスです。画像や動画、Webページをエッジロケーションにキャッシュし、利用者に近い場所から配信します。「世界中の利用者に低遅延で静的コンテンツを配信したい」という問題文が出たら、答えはCloudFrontです。
Amazon Route 53は、DNS(ドメイン名をIPアドレスに変換する仕組み)のサービスです。DNSの問い合わせはエッジロケーションで処理されるため、世界中どこからでも速く応答が返ります。
AWS Global Acceleratorは、利用者からの通信を最寄りのエッジロケーションで受け取り、そこから先はAWSの専用ネットワークを通してリージョンまで運ぶサービスです。CloudFrontがコンテンツを「置いておく」のに対して、Global Acceleratorは通信の「通り道」を良くする、という違いがあります。CLF-C02では、この2つを区別する問題が出ることがあります。
筆者のブログはS3とCloudFrontで動いている
前の節の続きです。筆者はサーバー1台構成をやめて、記事をすべて静的ファイルとしてS3に置き、CloudFront経由で配信する構成に変えました。結果として、月に数千円かかっていたサーバー費用が数百円になり、しかもサーバーが落ちるという心配がなくなりました。ページの表示速度も上がり、検索順位の改善につながりました。
このとき筆者が体感したのが、エッジロケーションの効果です。本体のファイルは東京リージョンのS3にありますが、読者は最寄りのエッジロケーションのキャッシュからページを受け取るので、東京まで取りに行く必要がありません。「本体はリージョンに1か所、配達拠点は利用者の近くにたくさん」という図の関係が、そのまま費用と速度の改善になっています。
エッジロケーションの仲間:Local Zones・Wavelength・Outposts
CLF-C02では、リージョンとエッジロケーション以外に「AWSの設備を利用者のもっと近くに置く」仕組みが3つ出てきます。名前と一言の役割だけ覚えておけば対応できます。
| 名称 | 置き場所 | 目的 | 試験でのキーワード |
|---|---|---|---|
| Local Zones | リージョンから離れた都市 | 特定の都市の利用者に、リージョンより低い遅延でコンピューティングやストレージを提供する | 「1桁ミリ秒の遅延」「大都市圏」 |
| Wavelength | 通信事業者の5G基地局の中 | スマートフォンなど5G端末からの通信を、携帯網の中で処理して遅延を減らす | 「5G」「モバイル」 |
| Outposts | 利用者自身のデータセンター | AWSのハードウェアを利用者の建物に設置し、オンプレミスでAWSのサービスを動かす | 「オンプレミス」「自社データセンターにAWS」 |
Local ZonesとWavelengthは、いずれも「親のリージョンにつながった延長部分」という位置づけです。エッジロケーションがコンテンツの配信や通信の入り口に特化しているのに対して、Local ZonesではEC2などの計算資源そのものを利用者の近くで動かせます。
Outpostsは方向が逆で、AWSの設備を利用者の建物の中に持ち込むものです。「データを自社の建物から出せないが、AWSと同じ操作で使いたい」という問題文はOutpostsが答えになります。
CLF-C02ではこう問われる:例題3問
ここまでの内容を、実際の試験に近い形の問題で確認します。CLF-C02の問題文は英語からの翻訳で、やや硬い表現になりますが、問われている中身はこの記事の図に戻れば答えられるものばかりです。
例題1:複数AZに配置する目的
ある企業が、Amazon EC2インスタンスで動作するWebアプリケーションを運用しています。単一のデータセンターの障害が発生してもアプリケーションを利用可能な状態に保つには、どのように設計すべきですか。
A. 同じアベイラビリティゾーン内に複数のEC2インスタンスを配置する
B. 複数のアベイラビリティゾーンにEC2インスタンスを配置し、Elastic Load Balancingで振り分ける
C. 複数のエッジロケーションにEC2インスタンスを配置する
D. より大きなインスタンスタイプに変更する
正解はBです。AZはそれぞれ独立したデータセンター群なので、複数のAZに分散して置けば、1つのAZの障害が起きても他のAZで処理を続けられます。Aは台数が増えても置き場所が1つなので、そのAZが止まれば全滅します。Cは、エッジロケーションはEC2を置く場所ではないので誤りです。Dは性能の話であって、障害対策にはなりません。
例題2:リージョンを選ぶ基準
ある企業が新しいアプリケーションをAWSに構築します。利用するAWSリージョンを決めるときに考慮すべき要素はどれですか(2つ選択)。
A. データの保管場所に関する法規制
B. AWSマネジメントコンソールの表示言語
C. エンドユーザーとの距離による遅延
D. 利用するAWSアカウントの作成日
E. AWSサポートプランの種類
正解はAとCです。リージョン選定の基準は「法規制・データの所在」「遅延」「サービスの提供状況」「料金」の4つで、そのうち選択肢にあるのがAとCです。B、D、Eはどのリージョンを選んでも変わらないものなので、選定の基準にはなりません。
例題3:エッジロケーションを使うサービス
ある企業が、世界中の利用者に対して画像や動画を低遅延で配信したいと考えています。エッジロケーションを利用してこの要件を満たすサービスはどれですか。
A. Amazon S3
B. Amazon EC2
C. Amazon CloudFront
D. AWS Direct Connect
正解はCです。CloudFrontはエッジロケーションにコンテンツをキャッシュし、利用者に近い場所から配信するサービスです。AのS3はコンテンツの置き場所(リージョン内のストレージ)で、それ自体はエッジロケーションを使いません。「S3に置いた画像を、CloudFrontで配信する」という組み合わせで覚えてください。BのEC2はサーバーであり、Dは自社拠点とAWSを専用線でつなぐサービスなので、いずれも配信の要件には合いません。
問題文から「何を重視しているか」を拾う
3問に共通するのは、問題文の中に「単一の障害に耐える」「低遅延で配信」「法規制」といった、お客様が重視している観点が必ず書かれていることです。筆者が認定試験を勉強していたとき、いちばん効いたのは、この観点を問題文から拾って選択肢を絞る訓練でした。用語を丸暗記するより、「障害対策と言われたら複数AZ」「世界中に配信と言われたらエッジロケーション=CloudFront」という対応で覚えておくと、問題文の言い回しが変わっても対応できます。
CLF-C02でよく出るサービスを分野別に整理した記事もあるので、あわせてご覧ください。
▶ 【CLF-C02】クラウドプラクティショナーでよく出るAWSサービス一覧
実務での使われ方:オンプレミスとの違いから見る
最後に、この3つの用語が実務でどう効いてくるかを、筆者の経験から補足します。
筆者はキャリアの最初はオンプレミスのシステムを担当していました。サーバーを買ってきて、Linuxの設定を手作業で行い、Javaの実行環境を整える、という仕事です。この世界では「別の建物にもう1台置く」は、機器の購入から回線の手配まで含めて大がかりな話でした。
AWS案件に移ってから驚いたのは、同じことがマネジメントコンソールの設定やYAML(設定ファイル)の数行で済むことです。「サブネットをAZ AとAZ Bに1つずつ作り、ELBの配下に2台置く」と書けば、それが別々の建物に置かれた2台になります。AZという単位があらかじめ用意されているからこそ、設計者は「どのAZに何を置くか」を決めるだけで済みます。
一方で、AZやリージョンの概念があいまいなまま設計に入ると、全部を1つのAZに置いてしまったり、リージョンをまたぐ通信の費用を見落としたりします。筆者がAWS案件の新人に、まず認定試験の勉強を勧めるのは、こうした前提となる地図を先に頭に入れてもらうと、その後の設計や運用の会話がスムーズになるためです。筆者の勤務先ではSE職も入社1年目にCLFの取得が必須になっていますが、この用語の整理だけでも、取っておく意味はあると感じています。
本番形式の390問で仕上げる
無料40問で手応えがつかめたら、次は本番と同じ形式で時間を計って解く練習に進みます。CLF-C02は65問を90分で解く試験なので、通しで解く経験があるかどうかで当日の余裕が変わります。
【図解付き】AWS CLF-C02 クラウドプラクティショナー 本番同等模擬試験390問+初学者向け解説
本番と同じ65問×6セット。全問に日本語の解説と図をつけ、不正解の選択肢についても1つずつ理由を書いています。この無料40問とは別の問題です。
当ブログ限定クーポン:通常 2,600円 → 1,500円
問題演習には、Udemyの模擬問題集を使うのが効率的です。CLF-C02向けのUdemy問題集を比較した記事はこちらです。
よくある質問
Q. リージョンの数やAZの数は暗記する必要がありますか?
正確な数を問う問題はまず出ません。数は毎年増えるため、試験問題として成立しにくいからです。「リージョンは世界に30以上」「1つのリージョンに通常3つ以上のAZ」「エッジロケーションはリージョンよりはるかに多い」という関係を覚えておけば十分です。
Q. AZは1つのデータセンターのことですか?
1つのAZは「1つ以上のデータセンター」で構成されます。大きなAZでは複数のデータセンターが1つのAZとして扱われます。試験では「AZ=データセンター」と単純化した選択肢が出ることもありますが、正確には「AZは1つ以上のデータセンターのまとまり」です。
Q. 複数のリージョンに置く必要はありますか?
多くのシステムでは、1つのリージョンの中で複数のAZに分散すれば十分な可用性が得られます。リージョンをまたぐ構成は、大規模災害への備え(DR)や、世界各地の利用者に近い場所で動かす場合に選びます。CLF-C02では「単一のAZの障害に耐える」なら複数AZ、「リージョン全体の障害に耐える」なら複数リージョン、という対応で答えます。
Q. エッジロケーションにEC2やRDSを置けますか?
置けません。エッジロケーションはCloudFront、Route 53、Global Acceleratorなど、配信や通信の入り口に特化した設備です。利用者の近くでEC2を動かしたい場合は、Local ZonesやWavelengthを使います。
まとめ
- AWSの設備は「リージョン ⊃ アベイラビリティゾーン ⊃ データセンター」の3段の入れ子になっている
- リージョンは互いに独立した地域で、「法規制・データの所在」「遅延」「サービス提供状況」「料金」の4つで選ぶ
- AZは電源やネットワークが独立した区画で、複数のAZに分散すると1つのAZの障害でもサービスが止まらない
- エッジロケーションはリージョンとは別系統の設備で、CloudFront・Route 53・Global Acceleratorが使う
- CLF-C02では「障害対策→複数AZ」「世界中に配信→エッジロケーション」「データを国内に→リージョン選定」という対応で問われる
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最後までお読みいただきありがとうございました。
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システムエンジニア
AWSを中心としたクラウド案件に携わっています。
IoTシステムのバックエンド開発、Datadogを用いた監視開発など経験があります。
IT資格マニアでいろいろ取得しています。
AWS認定:SCS, ANS, AIP, SAP, DOP, SAA, DVA, SOA, CLF
Azure認定:AZ-104, AZ-300
ITIL Foundation
Oracle Master Bronze (DBA)
Oracle Master Silver (SQL)
Oracle Java Silver SE
■略歴
理系の大学院を卒業
IT企業に就職
AWSのシステム導入のプロジェクトを担当
