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この記事でわかること
- MLA-C01を持っていると転職市場でどう評価されるか
- 「機械学習エンジニア」と「データエンジニア」「データサイエンティスト」の違い
- 学習の最初でつまずきやすいポイントと、その乗り越え方
MLA-C01とはどんな資格か
MLA(AWS Certified Machine Learning Engineer – Associate)は、2024年6月にベータ試験として発表され、同年10月に正式版(GA)としてリリースされた比較的新しい資格です。既存の上位資格であるMachine Learning – Specialty(MLS)の下位資格として位置づけられていますが、扱う範囲は決して簡単ではありません。
主要な出題範囲:
- 機械学習のためのデータ準備
- MLモデルの開発
- MLワークフローのデプロイとオーケストレーション
- MLソリューションのモニタリング・保守・セキュリティ
出題される中心的なサービスはAmazon SageMakerで、AI Practitioner(AIF)が「AI活用のビジネス視点」を問うのに対し、MLAは「MLシステムを実際に設計・実装・運用する技術者向け」の資格です。
MLAが評価されるポジション・職種
| 職種 | 評価の程度 | 補足 |
|---|---|---|
| MLOpsエンジニア | ◎ 非常に有効 | SageMakerを使ったモデル開発・デプロイ・監視の知識証明 |
| 機械学習エンジニア | ◎ 非常に有効 | データサイエンティストが作ったモデルを本番運用に乗せる実装力 |
| バックエンドエンジニア(ML基盤寄り) | ○ 有効 | ML関連のパイプライン構築・運用スキルの差別化 |
| データエンジニアとのハイブリッド人材 | ◎ 非常に有効 | DEAと組み合わせることで「データ基盤〜モデル実装」を一気通貫で担える |
| データサイエンティストとの協業ポジション | ○ 有効 | モデルの実装・運用面で補完関係を築ける |
筆者の体験:AIFと同時受験、そして「用語の壁」
MLAを受験した時点での私のスペックは、AIFとほぼ同じでした。AWSのAI/ML系サービスの実務経験はほぼゼロで、AWSプロジェクトマネジメントの経験はあるものの、担当プロジェクトでAIサービスを使ったことはありませんでした。試験範囲の重複が多かったため、AIFと同時に受験し、約1ヶ月の学習(2時間×30日)で820点で合格しました。
正直に振り返ると、勉強を始めたばかりの頃は、機械学習の専門用語が分からず、問題文が何を問うているのかすら理解できませんでした。 特に学び始めの段階では、まず用語を一つひとつ調べて理解することから始める必要がありました。Amazon SageMakerもできることの範囲が非常に広く、機能ひとつひとつを個別に学習していく地道な作業が必要でした。
機械学習・データエンジニアリングの世界は、学習の入り口が一番大変だと思います。用語がある程度理解できてくると、そこから加速度的に理解が進むのですが、その手前で「難しい」と感じて挫折してしまう人が多いのではないかと感じています。いわば「食わず嫌い」が起きやすい資格です。
裏を返せば、この最初の壁を越える意欲と時間さえ確保できれば、決して手が届かない資格ではありません。

機械学習エンジニアとデータエンジニア、データサイエンティストの違い
MLAを勉強していて感じたのは、機械学習エンジニアとデータエンジニアの境界は、実務上はかなりあやふやなものだということです。
私のイメージでは、機械学習エンジニアは「データ基盤を使って機械学習モデルを作る人」、データエンジニアは「機械学習エンジニアが使う基盤であるデータを整える人」という役割分担になります。ただ、実際には一人が両方を兼任することも多く、厳密な線引きよりも「両方できる」ことの価値の方が高いと感じています。
実際、私自身もこの役割分担を特に意識せず、データ基盤を作るDEAと、モデルを作るMLAの両方を一気通貫で学習しました。
市場での評価という観点では、データサイエンティストと機械学習エンジニアはニコイチで動くというのが私の実感です。「データを集めたけれど活用方法が分からない」という課題は市場全体で共通しており、この課題を解決できる人材——データサイエンティストであれ機械学習エンジニアであれ——への需要は非常に高いと考えています。
なお、MLAを取得した後、実際の業務でMLOpsやSageMakerを直接使う機会は、今のところありません。それでも、システムベンダーとしてMLOpsやSageMakerで何ができるのか、技術的な要点を把握しておきたいという動機で取得しました。提案・引き継ぎの場面で、こうした技術知識はいつでも活きる引き出しになります。

MLAはどんな人におすすめか
- AIFやDEAを取得済みで、次のステップに進みたい方:試験範囲の重複を活かして効率的に学習できます
- データサイエンティストと協業する機会がある、または目指している方:モデルの実装・運用面での役割分担を理解しやすくなります
- 「機械学習は難しそう」で足踏みしている方:最初の用語の壁を越えれば、あとは着実に理解が進みます。焦らず一つひとつ用語を潰していく姿勢が重要です
MLAの次のステップ
- データ基盤の理解を強化したい → DEA(Data Engineer Associate)
- 生成AIアプリケーションの開発に興味がある → AIP-C01(Generative AI Developer Professional)
- セキュリティ観点での専門性も高めたい → SCS(Security Specialty)
まとめ
- MLAはSageMakerを中心に、MLシステムの実装・運用力を証明する資格
- データエンジニア・データサイエンティストとの役割は実務上あやふやだが、両方の知識を持つことが強い差別化になる
- 学習序盤の「用語の壁」が最大の難所。ここを越えれば理解は加速する
- データサイエンティスト・機械学習エンジニアともに需要は非常に高い
MLA-C01の勉強方法はこちら: 【MLA-C01】AWS Machine Learning Engineer Associateとは?勉強方法と教材紹介
MLA取得後のキャリア相談をしてみる
MLOps・機械学習エンジニアは、データエンジニアと並んで需要が高まっている職種です。専門性を正しく評価してくれるエージェントに相談することをおすすめします。
現役エンジニアとしてMLOps・機械学習系のキャリアアップを考えている方:
▶ キャリアネクストでMLOps関連求人を確認する
IT業界経験者・若手エンジニアの転職支援に特化。機械学習エンジニア・MLOpsの実務内容を踏まえた求人紹介が期待できる。
▶ GEEKLY(ギークリー)でML関連の求人を確認する
IT・Web業界特化のエージェント。機械学習エンジニア・データ活用系のポジションにも対応しやすい。
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システムエンジニア
AWSを中心としたクラウド案件に携わっています。
IoTシステムのバックエンド開発、Datadogを用いた監視開発など経験があります。
IT資格マニアでいろいろ取得しています。
AWS認定:SCS, ANS, AIP, SAP, DOP, SAA, DVA, SOA, CLF
Azure認定:AZ-104, AZ-300
ITIL Foundation
Oracle Master Bronze (DBA)
Oracle Master Silver (SQL)
Oracle Java Silver SE
■略歴
理系の大学院を卒業
IT企業に就職
AWSのシステム導入のプロジェクトを担当
