この記事でわかること
- 未経験からクラウドエンジニアになる現実的なステップ
- 取得すべき資格の順番と学習の進め方
- 転職活動での立ち回り方・エージェント活用のタイミング
はじめに:未経験からクラウドエンジニアはなれるのか?
結論から言うと、なれます。ただし「ゼロから何もなし」では厳しい。
IT業界での実務経験が全くない状態から、いきなりクラウドエンジニアとして採用されるケースは少ないです。ただし、以下のような「足がかり」があれば、ルートは十分に開かれています。
- 他のIT系職種(インフラ運用・社内SE・ITヘルプデスク等)での経験
- 開発系職種(バックエンド・フロントエンド)からのシフト
- 非IT職種だが、学習意欲と個人開発実績がある
この記事では「IT業界には入っているが、クラウドエンジニアへの転換を考えている方」を主な対象として書いています。
ステップ1:まずSAAを取る
AWS資格の中で、転職において最も汎用的に機能するのがSAA(Solutions Architect Associate)です。
SAAはAWSの主要サービスと基本的なアーキテクチャ設計の知識を問う資格で、クラウドエンジニア求人の要件として最も多く挙げられます。「AWSの基礎をわかっている人」の証明として、採用担当者に広く認知されています。
学習期間の目安(未経験の場合):
- 毎日1〜2時間の学習で、2〜4ヶ月程度
学習リソース:
- Udemyの問題集・講座(体験学習に強い)
- AWSの無料ハンズオン(AWS Skill Builder)
- このブログのAWS SAA-C03 無料問題集
ステップ2:「手を動かした経験」を作る
SAAの資格勉強と並行して、実際にAWSを触る経験を積むことが重要です。
面接で「SAAを持っています」と言うだけでは弱い。「こういうものを作った」「こういう構成を試した」という経験と合わせて話せると、一気に説得力が増します。
初心者が試しやすいハンズオン例:
- EC2でWebサーバーを立てる(Linux・Apache・Nginxの基礎も身につく)
- S3+CloudFrontで静的サイトを公開する(実際にアクセスできる成果物ができる)
- Lambda+API Gatewayで簡単なAPIを作る(サーバーレスの入門)
- RDS+EC2のWebアプリ構成を作る(よくある3層構成の理解)
AWS無料利用枠(Freeティア)を使えばほぼ無料で試せます。コスト管理(Cost Explorer・Budgetアラートの設定)も合わせて学ぶと実務的です。

ステップ3:転職活動の進め方
転職エージェントをいつ使うか
SAAを取得し、ある程度ハンズオン経験が積めたタイミングで、転職エージェントへの相談を始めることをおすすめします。
エージェントに相談することで以下が得られます:
- 「今の自分のレベルで受けられる求人」の把握
- 採用市場の実情(資格だけ vs 実務経験の評価バランス等)
- 面接対策や職務経歴書のフィードバック
未経験・学習中の方には、以下のような未経験特化型のサービスが向いています。
▶ UZUZ IT(ウズウズIT)で無料相談してみる
未経験・第二新卒からのIT転職特化。入社後の定着率にこだわったサポートが特徴。
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よくある誤解と現実
「資格さえあれば採用される」は誤解
資格は「学ぶ意欲と基礎知識の証明」です。採用担当者はそこから「実務でも活躍できそうか」を見ています。手を動かした経験・具体的な成果物・自分なりの目標を語れることが、資格と合わせて必要です。
「未経験は無理」も誤解
クラウドエンジニアは需要が伸び続けている職種です。未経験でも入口はあります。ただし、入口は「まずIT業界に入る」→「クラウド経験を積む」という段階的なアプローチが現実的なことが多いです。
教える立場から見えること:新人が詰まるポイント
私はこれまでプログラミング未経験の方を指導する経験をしてきました。転職者(ユーザー企業のIT部門から開発寄りの仕事に移りたくて転職してきた方)や、全く別の業界から入ってきた方など、バックグラウンドは様々です。共通しているのは「システムを自分で作ってみたい」「クラウドに関わる仕事がしたい」という強いモチベーションを持っていることです。
指導していて感じる「詰まりやすいポイント」は、覚えなければならない要素が同時に多すぎることです。
たとえばLambdaを使ったサーバーレス開発を始めようとすると、以下を並行して理解する必要があります:
- AWSの基本知識(VPC・IAM・Lambda・DynamoDB等)
- プログラミング(Python・JavaScriptなど)
- マイクロサービスの設計思想
- 冪等性・エラーハンドリングといったクラウド特有の設計概念
これらを一度に習得しようとすると、どれも中途半端になりがちです。
そこで私が指導でおすすめしているのは、まず資格の学習から始めることです。SAAなどの資格学習は「AWSとはどんなサービスがあって、なぜそう設計するのか」という概念の整理に非常に有効です。資格の勉強で土台を作ってからハンズオン・実開発に進むと、理解の速度が格段に上がります。
また、私自身が新人の頃を振り返ると、「座学とハンズオンの両輪」をもっと意識すればよかったと感じています。会社のハンズオン研修で講師の言う通りに画面を操作していたものの、「何をやっているか全くわからない」という状態になることが多かったのです。理論を先に座学で整理してからハンズオンに臨む、というバランスを大切にすることをおすすめします。

未経験向けロードマップまとめ
STEP 1 AWS SAA-C03 取得(2〜4ヶ月)
↓
STEP 2 ハンズオン経験を作る(並行して)
↓
STEP 3 転職エージェントへ相談・求人探索
↓
STEP 4 クラウドエンジニア(初級)として入社
↓
STEP 5 実務を積みながら DVA / SOA / SAP を取得
まとめ
- 未経験からクラウドエンジニアは目指せる。現実的なステップは「SAA取得+ハンズオン経験+転職エージェント活用」の組み合わせ
- 資格だけでなく「手を動かした経験」を作ることが面接での説得力につながる
- 転職エージェントへの相談はSAA取得後のタイミングが最も効果的
AWS SAA-C03の問題集はこちら: AWS SAA-C03 無料問題集
未経験からITエンジニアを目指す方へ:おすすめのエージェント
SAA学習中の段階でも、エージェントに相談することで「あとどのくらい準備できれば転職できるか」の目安がわかります。転職を決める前の情報収集として、気軽に無料相談を活用してみてください。
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未経験からのIT転職に特化。求人紹介にとどまらず、入社後の定着率を重視した丁寧なサポートが特徴。「IT業界に入りたいが何から始めればいいかわからない」という段階でも相談できる。
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学生・第二新卒・未経験のITエンジニア就職に特化した就活支援サービス。ITエンジニアとしてのキャリアパスを一緒に考えてくれる。
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エンジニア転職向けの求人サービス。ある程度のスキル・経験がついてきたタイミングでの利用もおすすめ。
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システムエンジニア
AWSを中心としたクラウド案件に携わっています。
IoTシステムのバックエンド開発、Datadogを用いた監視開発など経験があります。
IT資格マニアでいろいろ取得しています。
AWS認定:SCS, ANS, AIP, SAP, DOP, SAA, DVA, SOA, CLF
Azure認定:AZ-104, AZ-300
ITIL Foundation
Oracle Master Bronze (DBA)
Oracle Master Silver (SQL)
Oracle Java Silver SE
■略歴
理系の大学院を卒業
IT企業に就職
AWSのシステム導入のプロジェクトを担当
