当ブログにはPRを含みます。
2024年8月27日にベータ試験として公開されたAWS Certified AI Practitioner (AIF-C01)という資格試験があります。2024年10月に正式試験になりました。筆者も取得したため試験概要や勉強方法について紹介します。
再受験無料キャンペーン実施中 2025 年 2 月 15 日まで
不合格になった場合もFoundational試験の再受験が無料になるキャンペーン実施中です。AIプラクティショナーとクラウドプラクティショナーが対象です。
2024年10月9日から2025年2月15日の期間中に、「AWS Certified Cloud Practitioner」または「AWS Certified AI Practitioner」の試験を受ける方が対象です。試験登録時にプロモーションコード「AWSRetake2025」を使用することで、万が一不合格となった場合、2025年3月31日までに再受験が無料でできます。
また、期間中に「AWS Certified AI Practitioner」に合格すると、通常の認定デジタルバッジに加えて、限定版のアーリーアダプターバッジも取得可能です。
はじめに:筆者の受験時の状況と結果
筆者は、AWSのAI系サービスについてはcodewhispererを少し触ったことがある程度でした。
一方、AWSを用いたシステム開発プロジェクトでアーキテクチャ設計やプロジェクトマネジメントの経験はありました。また、ソリューションアーキテクトプロフェッショナル(SAP)などの複数のAWS認定は保有している状況でした。
- IT企業でAWSプロジェクトマネジメントやアーキテクチャ設計経験あり(4年ほど)
- SAP、DOP、SAA、DVA、SOA、DEA取得済み
- AI系の経験はcodewhisperer(AWS)やChatGPTを使ったことがある程度。AIサービスでがっつりシステム開発などの経験は無し。
筆者は約1ヶ月(2時間×30日)学習し、732点で合格することができました。(結構ギリギリでした)
AI Practitioner(AIF)の概要
AI Practitioner(AIF)は基礎レベルのAWS認定資格です。
資格名 | AWS Certified AI Practitioner |
試験時間 | 90分 |
出題形式 | 選択問題、並び替え |
言語 | 英語、日本語、韓国語、ポルトガル語 (ブラジル)、簡体字中国語 |
問題数 | 65問 |
合格ライン | 700点/1000点 |
試験日 | 随時 |
試験場所 |
全国のピアソンテストセンター または 試験監督付きオンライン受験 |
受験料 | 15,000 円 |
受験要件 | なし |
AI Practitioner(AIF)出題範囲、サービス
AI Practitioner(AIF)はFoundational(初級)に当たる試験です。AI/ML(機械学習)や生成AI技術、関連するAWSのサービスやツールに関する知識が問われます。AI/MLの概念やユースケース、生成AIの技術的側面、責任あるAIの使用、AIソリューションのセキュリティ・コンプライアンスとガバナンスなど幅広い知識が問われる内容です。
試験範囲は以下となっています。※詳細な試験範囲は公式試験ガイドをご覧ください。
- 第 1 分野: AI と ML の基礎 (採点対象コンテンツの 20%)
- 第 2 分野: 生成 AI の基礎 (採点対象コンテンツの 24%)
- 第 3 分野: 基盤モデルの応用 (採点対象コンテンツの 28%)
- 第 4 分野: 責任ある AI に関するガイドライン (採点対象コンテンツの 14%)
- 第 5 分野: AI ソリューションのセキュリティ、コンプライアンス、ガバナンス (採点対象コンテンツの 14%)
出題されるAWSサービスは多岐にわたります。特に6の機械学習関連サービスは多く出題されます。また、一般的なAIの基礎知識も問われます。
- 分析: Data Exchange, EMR, Glue, Glue DataBrew, Lake Formation, OpenSearch Service, QuickSight, Redshift
- クラウド財務管理: Budgets, Cost Explorer
- コンピューティング: EC2
- コンテナ: ECS, EKS
- データベース: DocumentDB (MongoDB 互換), DynamoDB, ElastiCache, MemoryDB, Neptune, RDS
- 機械学習: Augmented AI (A2I), Bedrock, Comprehend, Fraud Detector, Kendra, Lex, Personalize, Polly, Q, Rekognition, SageMaker, Textract, Transcribe, Translate
- マネジメントとガバナンス: CloudTrail, CloudWatch, Config, Trusted Advisor, Well-Architected Tool
- ネットワークとコンテンツ配信: CloudFront, VPC
- セキュリティ、アイデンティティ、コンプライアンス: Artifact, Audit Manager, IAM, Inspector, KMS, Macie, Secrets Manager
- ストレージ: S3, S3 Glacier
難易度(例題付き)
AIFはFoundational(初級)レベルにしては難しいと感じました。馴染みのないサービスが出題されたので同レベルのクラウドプラクティショナーよりはずっと難しいと感じました。
個人的には教材が少ない分、SAA(ソリューションアーキテクトアソシエイト)より難関に感じました。SAAやSAPを取得しているからと言って無勉強で合格できるような試験ではないと思います。
- AWS の AI/ML テクノロジーに最大 6 か月間携わった経験を持つ方
- 必ずしも構築している必要はない
以下、AI Practitioner(AIF)のサンプル問題です。正解を確認する場合▼を押下してください。
ある金融会社は、オープンソースの基盤モデル (FM) を使用して、クレジット契約がコンプライアンスルールに準拠しているかどうか評価することを検討しています。監査業務の人的労力は削減したいと考えています。
これらの要件を満たす AWS のサービスは、次のうちどれですか。
A. Amazon SageMaker JumpStart
B. Amazon Textract
C. Amazon Kendra
D. Amazon Q Business
正解:A
Amazon SageMaker JumpStartは、Amazon SageMakerにおける機械学習モデルの構築やデプロイをさらに簡素化するための機能です。事前に構築されたモデルやソリューションのテンプレートを使って、迅速にAI/MLプロジェクトを開始できるように設計されています。
SageMakerの全体像(JumpStart含む)
- モデルの構築: SageMaker Studio, Data Wrangler, Feature Store
- モデルのトレーニング: Autopilot, Experiments, 分散トレーニング
- モデルのデプロイ: Model Monitor, Pipelines, リアルタイム推論・バッチ推論
- MLOpsのサポート: Model Registry, Clarify, Pipelines
- 事前トレーニング済みモデルの利用: JumpStart
AI Practitioner(AIF)勉強方法と教材
AI Practitioner(AIF)は新しい資格試験であるため、教材の数が限られています。教材とともに学習方法を紹介します。
あらゆる資格学習において共通ですが、全体を学習し、その後に部分学習すると効果的です。また学習初期はインプット学習し、次第にアウトプット学習を意識しましょう。学習に詰まったらChatGPTを活用することもおすすめです。後の章で具体的な使い方も紹介します。
-
STEP1: 出題範囲全体を学ぶ(1週間程度)
AIFの出題範囲全体をスキルビルダーやUdemy動画教材を活用して学びます。SAAなどの他の資格に合格している方も出題サービスが異なるため一通り学習することをおすすめします。 -
STEP2: 部分的なサービスの深堀にはブラックベルトシリーズを活用 (1週間程度)
AWSの各サービスを詳しく学ぶためには、AWSブラックベルトシリーズがおすすめです。AIFに頻出なサービスは視聴しておくことをおすすめします。 -
STEP3: 問題演習は必須 (2週間程度)
問題集を解き、出題傾向や弱点を把握して試験対策を進めます。 -
STEP4: 不明点を中心にハンズオン (任意)
実際に手を動かすことで、知識を実践に応用するスキルを身に着けます。資格取得の効率性を重視する方はスキップ可能ですが、実務能力を身に着けたい方はぜひ取り組んでください。
学習にAWS公式教材に加えてUdemy教材がおすすめです。教材のアップデートが早いのでAIFのように新しい資格にも対応できます。また、サブスク制ではなく、買い切りなので時間をかけて学習する方にもおすすめです。
- 30日以内であれば返金可能(気軽に始められる)
- 教材購入後もコンテンツがアップデートされる(頻繁にアップデートされるクラウド学習に最適)
- 不明点を講師に質問可能
- スマホでも視聴可能(隙間時間の活用)
- 月に数回(2~3回)実施するセールでは数万円のコースも2,000円程度に割引される(安価!)
STEP1: 出題範囲全体を学ぶ(1週間程度)
全体のインプット学習にはAWSスキルビルダーとUdemyの動画教材を使った学習がおすすめです。AWSスキルビルダーは無料で完成度も高いため、まずはAWSスキルビルダーで一通り学習し、理解しきれない場合にUdemy動画教材を用いた学習をするのが良いと思います。
筆者はAWSスキルビルダー(スタンダード)で一通り学習した後に知識チェックのためにUdemy動画教材で学習しました。
AWSスキルビルダー
AIFのAWSスキルビルダーにはスタンダード(無料)とエンハンスド(有料)があります。二つの内容はかなり重複しているようです。有料プランは$29/月からのサブスクリプションです。
スキルビルダーには20問の練習問題もあるため、まずは問題を解いてみたい方は練習問題から取り掛かってみましょう。
- スタンダード(無料)英語
- エンハンスド(有料)英語
- 練習問題20問(無料)日本語
英語のコースはブラウザの自動翻訳機能が使えます。
スキルビルダーはブラウザベースでテキストや図を読み込んで学習していくのが大半です。たまに動画もあります。一般的なAIの基礎からAWSのAWS関連サービスの説明まで幅広く網羅的に学習できます。
Udemy動画教材
この教材も英語ですが、試験範囲を網羅的に学習できます。スキルビルダーで理解しきれなかったところを学習するのにおすすめです。
このコースは、AIの基礎からAWSのAIサービス(SageMakerやBedrockなど)を実践的に学べる初心者向けの教材です。試験合格に向けた演習問題や練習問題も豊富で、AIやAWSの経験がなくても安心して取り組める内容です。特に、具体的なハンズオン演習や200以上のダウンロード可能なスライドが特徴です。私は動画教材を見る際に手元で日本語翻訳したスライドを見ていました。PDFをChromeなどのブラウザで表示すると自動翻訳が使えます。
Udemy動画教材の使い方について、画面を交えて詳しく説明しています。ぜひ以下の記事をご覧ください。
記事の内容:
- Udemy動画教材の便利な機能紹介: 再生速度調整、トランスクリプト表示、字幕対応などの機能
- スマホ機能の紹介: コースのダウンロード機能やバックグラウンド再生
- QA方法紹介: 講師への質問方法
↓講座のリンクです。リンク先で20分程度のプレビューを無料視聴可能です。(定価:10,800円 セール時参考価格2,000円程度)
[NEW] Ultimate AWS Certified AI Practitioner AIF-C01スライドには図が豊富なので英語でも理解しやすいです。AIの基礎からAWSのAIサービスまでの解説があります。スライドはダウンロード可能なのでブラウザで自動翻訳可能です。
字幕も他の動画教材に比べて精度が高い気がします。
-
価格:
- 定価10,800円
- セール時参考価格2,000円前後(変動あり)
- 動画時間: 10時間
- レビュースコア: (4.8/5)
-
特徴:
- 試験範囲の網羅解説
- ハンズオン付き
- 各章の確認問題と練習問題付き
- 問題集有無: 問題演習あり(確認問題+20問)
-
良いレビュー:
- 試験範囲を網羅しており実用的。解説、ハンズオン、予想問題が含まれておりお得。
-
悪いレビュー:
- 初心者にはやや難しく感じる。
STEP2: 部分的なサービスの深堀にはブラックベルトシリーズを活用 (1週間程度)
AWSブラックベルトシリーズは、AWSの各種サービスや技術に関する日本語の解説資料やウェビナーがあります。各サービスの詳細な技術情報や活用方法がまとめられており、AI Practitioner(AIF)取得を目指す際の知識補完や部分学習に非常に役立ちます。特に、試験範囲に含まれる主要サービスの理解を深めるための教材として最適です。理解が不十分なサービスがあれば、ブラックベルトを視聴して理解を補強しましょう。おすすめの使い方は以下の通りです。
- AIF試験で頻出の主要サービスの理解を強化する
- AIFレベルではどのサービスで何ができるのか程度の理解でOK
- 動画教材で理解しきれなかったサービスを深く学習する
- 問題演習で理解が不足していたサービスについて、知識を補完する
以下のサービスの中で、理解が不十分なものがあれば、ぜひブラックベルトで視聴しておきましょう。特に赤字はAIF試験に頻出するサービスです。
- 分析: Data Exchange, EMR, Glue, Glue DataBrew, Lake Formation, OpenSearch Service, QuickSight, Redshift
- クラウド財務管理: Budgets, Cost Explorer
- コンピューティング: EC2
- コンテナ: ECS, EKS
- データベース: DocumentDB (MongoDB 互換), DynamoDB, ElastiCache, MemoryDB, Neptune, RDS
- 機械学習: Augmented AI (A2I), Bedrock, Comprehend, Fraud Detector, Kendra, Lex, Personalize, Polly, Q, Rekognition, SageMaker, Textract, Transcribe, Translate
- マネジメントとガバナンス: CloudTrail, CloudWatch, Config, Trusted Advisor, Well-Architected Tool
- ネットワークとコンテンツ配信: CloudFront, VPC
- セキュリティ、アイデンティティ、コンプライアンス: Artifact, Audit Manager, IAM, Inspector, KMS, Macie, Secrets Manager
- ストレージ: S3, S3 Glacier
BlackBeltは以下のサイトで公開されています。
STEP3: 問題演習は必須 (2週間程度)
試験対策として、模擬問題を繰り返し解くことが大切です。出題形式に慣れるためにも、繰り返し演習を行い、安定して80%以上の正答率を達成できるようになれば本番試験の受験を考えてもよいと思います。
最初は問題に慣れていないと思うので不正解が続いても問題ありません。間違える過程で解説を読んで知識を蓄積させていきましょう。間違えた際、解説を熟読するのは勿論のこと、再度STEP1とSTEP2のインプット学習に立ち返ることが大切だと思います。
注意すべき点は、答えを丸暗記しないことです。本質を理解しないまま問題を繰り返すのは逆効果です。同じ問題を解きなおす際は少なくとも3日以上開けると効果的だと思います。間違えた都度、間違えた問題を記録しておきましょう。
もし同じ問題で何度も間違える場合、それはその問題に関連する何らかの知識が不足していると考えられます。この場合は、しっかりとインプット学習に立ち返り、関連する周辺知識も含めて習得することが重要です。
以下のように10問区切りで問題を解いていくと、解いた記憶が新鮮なうちに解説を読むことができるのでおすすめです。
- 10問解く
-
答え合わせを行う
- 間違えた箇所は解説を読む
- 正解した問題も、他の選択肢がなぜ不正解かを考えながら解説を読む
- 理解不足をブラックベルトや動画教材に立ち返って知識を広げる(STEP1~2に立ち返る)
この10問区切りの学習を繰り返すと必ず正答率が上がってきます。そうしたら65問のフルセットを解いてみましょう。80%以上の正答率が出たら、本番受験の申し込みをしましょう。
このようにして、段階的に学習を進めることで、効率よくAIF試験に備えることができます。AWS公式練習問題とUdemyのおすすめWEB問題集を紹介します。
問題集1: AWS公式練習問題
STEP1で紹介したものと同じです。全20問で何度も受験することができます。
問題数は少ないですが公式が出しているだけあって、難易度や出題形式は本番試験ほぼそのままです。まずは解いてみて出題形式と難易度の把握に利用するのが良いと思います。
この模擬試験を受験するにはAWSスキルビルダーへの登録が必要です。上記リンク先からも無料で登録できるのでおすすめです。
問題集2: Udemy 日本語問題集
早速日本語の問題集が発売されました。解説が少ないところがあるので不明点はChatGPTなどを活用すると理解が進みます。
冒頭紹介した練習問題をChatGPTに解かせて解説させてみました。
結果、以下のように回答が返ってきました。正解はAなので見事に正解しています。ChatGPTの返答にさらに質問したい場合はさらに会話を展開することが可能です。
このように問題集の解説が不足していたり、理解できない場合はChatGPTに詳しく解説して貰うことが可能です。
Udemy問題集の使い方について、実際の画面を交えて詳しく説明しています。ぜひ以下の記事をご覧ください。
記事の内容:
- 【神アップデート!】解答を都度確認する方法を解説。
- Udemyの問題集をPCやスマートフォンで効果的に活用する方法を解説。
- ブラウザ翻訳機能を使い英語問題集を日本語に翻訳する手順を紹介。
- 問題演習画面の操作方法や解答確認の仕方を詳しく説明。
- 講師への質問方法を説明。
320問で定価4,200円です。セール時には1,600円程度になることがあります。
AIF-C01 / AWS Certified AI Practitioner 模擬試験(4回分)+補足問題=320問-
価格:
- 定価: ¥4,200
- セール時参考価格: ¥1,600
- レビュースコア: (4.6/5)
- 特徴: 日本語教材。試験情報に合わせて購入後もアップデートあり。
- 問題数: 320問
-
良いレビュー:
- 問題に慣れることに有用
-
悪いレビュー:
- 現時点で無し
問題集3: Udemy 英語問題集(世界ベストセラー)
本WEB問題集は筆者がベータ試験対策する際に使用しました。問題のクォリティが高く、解説も丁寧です。
ブラウザの自動翻訳機能を使用することによって日本語で解くことができます。本問題集はサンプル問題が付属しているので以下に紹介します。
問題集のサンプル問題を確認する(Chrome自動翻訳)
サンプル質問:
Amazon Bedrock の有効なモデルカスタマイズ方法はどれですか? (2 つ選択)
- 事前トレーニングの継続
- 微調整
- 検索拡張生成(RAG)
- ゼロショットプロンプト
- 思考の連鎖を促す
あなたの推測は何ですか? 答えについては下にスクロールしてください。
正解: 1,2
説明:
正しいオプション:
モデルのカスタマイズには、パフォーマンスを向上させるためのモデルのさらなるトレーニングと重みの変更が含まれます。Amazon Bedrock では、継続的な事前トレーニングまたは微調整を使用してモデルのカスタマイズを行うことができます。
事前トレーニングの継続
継続事前トレーニング プロセスでは、ラベルなしデータを提供し、特定の種類の入力に慣れさせることで基礎モデルを事前トレーニングします。特定のトピックからのデータを提供し、モデルをそれらの領域に公開できます。継続事前トレーニング プロセスでは、入力データに合わせてモデル パラメータを調整し、ドメイン知識を向上させます。
たとえば、大規模な言語モデルのトレーニングには、公開されていないビジネス ドキュメントなどのプライベート データを使用してモデルをトレーニングできます。さらに、ラベルなしデータが利用可能になったときに、そのデータを使用してモデルを再トレーニングすることで、モデルを継続的に改善できます。
微調整
モデルを微調整する際には、ラベル付きデータを提供し、モデルをトレーニングして特定のタスクのパフォーマンスを向上させます。ラベル付きサンプルのトレーニング データセットを提供することで、モデルは特定の種類の入力に対してどのような種類の出力を生成する必要があるかを関連付けることを学習します。このプロセスでモデル パラメータが調整され、トレーニング データセットによって表されるタスクに対するモデルのパフォーマンスが向上します。
モデルのカスタマイズ – 参考画像
参照リンク経由
モデルカスタマイズのメリット – 参考画像
参照リンク経由
誤ったオプション:
検索拡張生成 (RAG)
検索拡張生成 (RAG) を使用すると、モデルに新しい知識や最新情報を考慮させたい場合に、モデルの応答をカスタマイズできます。在庫や価格設定など、データが頻繁に変更される場合、ユーザー クエリに対応しながらモデルを微調整して更新するのは現実的ではありません。FM に最新の独自情報を提供するために、組織は RAG を使用します。これは、会社のデータ ソースからデータを取得し、そのデータでプロンプトを充実させて、より関連性の高い正確な応答を提供する手法です。RAG は、モデルをカスタマイズする方法ではありません。
ゼロショットプロンプト
思考の連鎖を促す
プロンプト エンジニアリングとは、FM の機能を効率的に活用するためにプロンプトを慎重に設計する手法です。プロンプトは、モデルがより正確で適切な応答を生成するようにガイドする短いテキストです。プロンプト エンジニアリングを使用すると、FM のパフォーマンスを向上させ、さまざまなアプリケーションでより効果的にすることができます。プロンプト エンジニアリングには、ゼロ ショット プロンプトや少数ショット プロンプトなどの手法があります。ゼロ ショット プロンプトは、わずかな例で FM を新しいタスクに迅速に適応させます。また、連鎖思考プロンプトは、複雑な推論を中間ステップに分解します。
プロンプト エンジニアリングはモデルをカスタマイズする方法ではありません。したがって、これらのオプションは両方とも正しくありません。
AWSドキュメントからの複数の参照リンク付き
255問で定価4,200円です。セール時には1,600円程度になることがあります。
[Practice Exams] AWS Certified AI Practitioner - AIF-C01-
価格:
- 定価: ¥4,200
- セール時参考価格: ¥1,600
- レビュースコア: (4.5/5)
- 特徴: 質の高い問題と詳しい解説
- 問題数: 255問
-
良いレビュー:
- 幅広い試験範囲をカバーしている。本番試験に似ており、自信がついた。解説が充実している。
-
悪いレビュー:
- 一部の問題が重複している。質問に対する講師の返答が遅いことがある。
STEP4: 不明点を中心にハンズオン (2週間以上 任意)
ハンズオンで実際にデータ分析やAIを触ってみると実務に役立つ知識を身に着けることができます。
取り合えず試験合格の効率性を重視する方はハンズオンをスキップしても構いません。ハンズオンは実践的な知識を身に着けるには最適ですが、時間がかかります。
いくつかのハンズオン教材を紹介します。
AWS公式ハンズオン
AWS公式でAI、機械学習の初心者向けのハンズオン教材が公開されています。登録は必要ですが、無料で視聴することができます。AIF取得に役立ちそうなハンズオンは以下の通りです。
- AWS Managed AI/ML サービス はじめの一歩
- Amazon SageMaker Canvas 〜 ノーコードで機械学習を始めよう 〜
- AWS Lambda と AWS AI Services を組み合わせて作る音声文字起こし & 感情分析パイプライン
- Amazon Kendra で簡単に検索システムを作ろう!
特に1の「AWS Managed AI/ML サービス はじめの一歩」はAIFの主要サービスを浅く広く学べるため試験対策に大変おすすめです。
勿論日本語で受講可能です。
Udemy動画教材(STEP1)のハンズオンパート
Udemy動画教材は解説パートに加えてハンズオンパートもあります。1周目は解説パートだけ視聴して、2週目はハンズオンを実施するという使い方もおすすめです。
ハンズオンパートではAWSアカウントの作り方から丁寧に解説してくれます。
学習補助ツール: ChatGPTの活用方法を紹介
問題を解かせてみる以外にも、学習を進めていて疑問が生じたときは、ChatGPTに質問することで疑問を解消できます。ChatGPT単に「〜とは何ですか?」と聞くだけでも答えてくれますが、以下のポイントを意識することで、より有益な回答が得られます。
- 誰になってほしいのかを示す。
- 例:「あなたは優秀なAWSエンジニアです。」、「あなたは優秀なAIエンジニアです。」など
- 求める情報の粒度やレベルを示す。
- 例:「300文字以内で説明してください。」「初心者にもわかるように説明してください。」など
- 何かを比較したい場合は表も作成できる。
- 例:「教師あり学習と教師無し学習の違いを表で説明してください。」
- 解答が間違っている可能性があることを理解する
- 生成AIは間違った情報を返すこともあります。AWS公式HP等で裏どりするとベストです。
- 最新のChatGPT 4oでは、かなり正確な情報が得られるようになったと感じていますが、常に裏付けを取る姿勢が大切です。
以下の例では教師あり学習と教師無し学習について聞いてみました。
かなり参考になる応答が返されました。チャットの中で気になる点がある場合、続けて質問することもできます。
追加質問の回答の内容も非常に正確でわかりやすい内容が返却されていました。まるでAIに詳しいエンジニアが知恵袋などで回答してくれているように感じます。
まとめ
AWS Certified AI Practitioner (AIF-C01) は、AIと機械学習に関する基礎知識を問う認定試験で、特にAI/MLのコンセプトやAWSの関連サービスの出題が中心です。試験の難易度はFoundationalレベルにしては高く、しっかりとした準備が必要です。
学習の際には、出題範囲全体の理解をまず優先し、その後に特定サービスの深掘りや問題演習を進めることがおすすめです。また、Udemyなどの動画教材や公式問題集を使うことで効率的に学習が可能です。ハンズオンは任意ですが、実務に役立つスキルを習得したい場合には実施しましょう。
最後に、学習中の疑問解消にChatGPTなどのツールを活用し、効率的な学習体験を得ることも可能です。AIF-C01は、AWS AIサービスの理解を深めるために有用だと思います。
以上です。最後までお読みいただきありがとうございました!
システムエンジニア
AWSを中心としたクラウド案件に携わっています。
IoTシステムのバックエンド開発、Datadogを用いた監視開発など経験があります。
IT資格マニアでいろいろ取得しています。
AWS認定:SAP, DOP, SAA, DVA, SOA, CLF
Azure認定:AZ-104, AZ-300
ITIL Foundation
Oracle Master Bronze (DBA)
Oracle Master Silver (SQL)
Oracle Java Silver SE
■略歴
理系の大学院を卒業
IT企業に就職
AWSのシステム導入のプロジェクトを担当