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この記事でわかること:
- AIP-C01の試験概要と難易度
- 合格に必要な前提知識と勉強時間の目安
- 効率よく合格できる具体的な勉強方法
- 試験当日の流れと時間配分のコツ
はじめに
「AIP-C01の勉強方法が知りたいけど、日本語の情報が少なくて困っている」という方は多いのではないでしょうか。
AWS Certified AI Developer – Professional(AIP-C01) は2025年末にリリースされたばかりの新しい資格です。そのため、日本語の参考書や問題集がまだ少なく、情報収集の段階から苦労している方も多いと思います。私もそうでした。
この記事では、857点で一発合格した私が実践した勉強方法をもとに、これからAIP-C01の取得を目指す方に向けて、効率よく合格するためのロードマップをお伝えします。
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AIP-C01(AWS Generative AI Developer Professional)とは
AIP-C01は、基盤モデル(FM)をアプリケーションやビジネスワークフローへ統合する実践力を問うプロフェッショナルレベルの認定試験です。「AIモデルを一から作る・学習させる技術」は問われません。すでに賢い基盤モデルを使って、AWSの基盤上でどのようにビジネスに役立つシステムを構築するかが本試験の本質です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | AWS Certified Generative AI Developer – Professional |
| 試験コード | AIP-C01 |
| 試験時間 | 180分 |
| 問題数 | 75問(採点対象65問+採点対象外10問) |
| 合格スコア | 750点(100〜1,000点満点) |
| 受験方法 | テストセンター or オンライン |
AIP-C01の出題範囲
試験は5つのドメインで構成されています。出題割合は以下のとおりです。
| ドメイン | 内容 | 出題割合 |
|---|---|---|
| ドメイン1 | 基盤モデルの統合、データ管理、コンプライアンス | 31% |
| ドメイン2 | 実装と統合 | 26% |
| ドメイン3 | AIの安全性、セキュリティ、ガバナンス | 20% |
| ドメイン4 | GenAIアプリケーションの運用効率と最適化 | 12% |
| ドメイン5 | テスト、検証、トラブルシューティング | 11% |
ドメイン1と2で全体の57%を占めるため、この2つを最優先に学習するのが効率的です。
実際に受験して感じた頻出テーマは以下のとおりです。
- RAG(Retrieval-Augmented Generation):検索拡張生成の仕組みと実装。ドメイン1の中核で、最も多く出題された印象があります。
- Amazon Bedrock:AWSの生成AIプラットフォーム。Claude(Anthropic)、Nova(Amazon)を中心に、モデル選択・エージェント・プロンプトフローなどが頻出
- プロンプトエンジニアリング:ゼロショット・フューショット・CoTなどの手法
- AWS Step Functions:AIサービスではないものの、Lambdaなどをオーケストレーションして推論プロセスを構築する問題が多数出題。意外な頻出サービスなので必ず復習を
💡 なお、モデルのトレーニング・高度なML手法・データエンジニアリングは試験範囲外です。これらに時間をかけないよう注意しましょう。
AIP-C01の難易度と前提知識
個人的には、AIP-C01はAWS試験の中でも難易度が高い部類に入ると感じています。生成AIの専門知識に加え、AWSインフラの理解も問われるためです。
私の主観的な前提となるAWSの知識レベルの目安は以下のとおりです。
- 最低ライン:AWS Certified Solutions Architect – Associate(SAA-C03)レベル
- 理想ライン:AWS Certified Solutions Architect – Professional(SAP-C02)レベル
AIシステムがAWSのどのサービスの上でどう動くかを理解していないと、設計系の問題に対応できません。逆に言えば、すでに他のAWS資格を持っている方には相乗効果が高い試験だと思います。AWS基盤の知識の上にAI知識を上乗せするイメージで学習を進められます。
AIP-C01の勉強時間の目安
私の場合、1日1〜2時間 × 約1ヶ月=合計30〜40時間で合格できました。ただし、AWS資格を複数保有しており、AWSの基礎知識が十分にある状態からのスタートです。
| 前提レベル | 目安の勉強時間 |
|---|---|
| AWS資格保有・実務経験あり | 30〜50時間 |
| AWS資格保有・実務経験なし | 60〜100時間 |
| AWS未経験 | 150時間以上(SAA取得後に本試験を推奨) |
AIP-C01の具体的な勉強方法
ステップ1:まず試験ガイドを読む
勉強を始める前に、AWSが公式に公開している試験ガイド(Exam Guide) を必ず一読してください。5つのドメインと出題割合が明記されており、「何を・どのくらい勉強すべきか」の全体像が把握できます。最初にゴールを確認することで、学習の無駄を大幅に省けます。
🔗 AWSの公式試験ガイドは AWS認定資格ページ から確認できます。
ステップ2:AI関連サービスの公式ドキュメントを読む
AIP-C01はAI関連のアップデートが激しいため、情報の鮮度が命です。Black BeltやSkill Builderは情報がやや古いことがあるため、AWSの公式ドキュメントを最優先にすることをおすすめします。
私が重点的に確認したドキュメントは以下のとおりです。
- Amazon Bedrock 開発者ガイド
- Amazon Q 公式ドキュメント
- Amazon SageMaker 開発者ガイド
- AWS Step Functions 開発者ガイド
- RAGに関するAWSホワイトペーパー・実装事例
公式ドキュメントは日本語版がなかったり、機械翻訳で読みにくかったりしたことがありました。そこで活躍するのが次のステップのAI活用学習です。
ステップ3:AIを活用して理解を深める
私がこの試験で最も効果的だと感じた学習法が、AIを積極的に活用した学習です。
① NotebookLMで音声・クイズ解説を作る
AWSの公式ドキュメントやホワイトペーパーをGoogleの NotebookLM に読み込ませると、音声解説やクイズを自動生成してくれます。移動時間や隙間時間に耳で学べるため、インプット効率が大幅に上がりました。読み込んだドキュメントをもとにクイズも作成できるため、知識の定着にも役立ちました。
② Claudeで不明点をその場で解説させる
AWSのドキュメントや問題集で理解できない用語・概念が出てきたら、Claudeなどの生成AIに解説させるのが効果的です。「〇〇をわかりやすく教えて」「この問題の正解はなぜAなのか」といった形で使うと、まるで専属の講師がいるような感覚で学習できました。
💬 AIが登場する前は、難解なAWSドキュメントを読み解くだけで消耗していました。今は「わかりやすく解説して」の一言で理解が格段に速くなります。これがAIP-C01のような新しい試験で特に威力を発揮します。
ステップ4:問題演習で弱点を潰す
知識のインプットが一通り完了したら、問題演習に移行します。問題を解くことで、理解が浅い箇所や知識の抜け漏れが浮き彫りになります。
AIP-C01は出題範囲が広く、インプットだけでは本番で「わかっているつもり」の落とし穴にはまりがちです。特に複数選択問題は、選択肢を全て正しく選ばないと得点になりにくいため、問題演習による試験慣れが重要だと思います。
私はAWSスキルビルダーの公式問題集やClaude、NotebookLMで試験問題に似せた問題を作成して学習しました。当時はUdemyなども有効そうな日本語の問題集が出ていなかったのでこれらに頼りました。
↓スキルビルダーAIP-C01公式練習問題(20問)
Official Practice Question Set: AWS Certified Generative AI Developer – Professional (AIP-C01 – 日本語)

試験当日の流れと時間配分
試験の雰囲気
AWSのソリューションアーキテクトプロフェッショナル(SAP)のように、長文読解で疲弊するような問題は少なめな印象でした。問題文・選択肢ともにSAPに比べて比較的コンパクトにまとまっており、内容の理解に集中できた印象でした。
時間配分の目安
- 1問あたりの目安:2分
- 私の実績:150分程度で全問回答、残り30分で見直し
「この問題は自信がない」と感じたらチェックを付けて後回しにし、一通り解き終えてから戻る戦略がおすすめです。未解答は不正解扱いになるので、見直し時間で必ず全問回答を確認しましょう。
受験方法(テストセンター vs オンライン)
私はテストセンターを選択しました。オンライン受験はネットワーク不安やカメラで部屋を映す必要があるなど、環境準備に手間がかかります。特別な理由がなければテストセンターでの受験が安心です。
⚠️ 受験後はかなり疲労します。可能であれば休日に受験することをおすすめします。平日受験の場合、試験後に仕事が控えているとかなりハードだと思います。
AIP-C01対策に使える教材まとめ
| 教材 | 特徴 | おすすめ度 |
|---|---|---|
| AWS公式ドキュメント | 最新情報が載っている。英語多め | ★★★★★ |
| AWS Skill Builder | 公式の学習コンテンツ。情報がやや古い場合あり | ★★★☆☆ |
| NotebookLM | ドキュメントを読み込んでクイズ・音声解説に変換 | ★★★★★ |
| Claude / ChatGPT | 不明点をその場で質問・解説 | ★★★★★ |
| Udemyの問題集 | 体系的に試験範囲を網羅。試験慣れに最適 | ★★★★★ |
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私自身がこの試験を合格した経験をもとに、AIP-C01の試験対策問題集をUdemyで公開しています。
5つのドメインを全て網羅した問題構成で、体系的に問題演習ができます。日本語の学習リソースが少ないAIP-C01において、インプット学習の仕上げとしてぜひ活用してみてください。講師クーポン割引価格で販売しております。
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問題文:
ある企業は、利用者に商品を提案するAmazon Bedrockベースの生成AIレコメンデーションを運用しています。平日には1日数十万件の提案が生成され、マーケティング部門からは「特定の属性を持つ利用者に特定の商品が集中して提示される」という偏りの疑いが報告されています。
会社は、2つのプロンプト設計のどちらが公平かを継続的に比較できるようにしたいと考えています。そのためには、デモグラフィックグループごとに代表的な入力例をそろえ、生成された提案文の公平性をスコア化して定期的に収集・監視し、グループ間のスコアの不一致が12%を超えた時点で通知を受けられるようにする必要があります。あわせて、2つのプロンプト設計の成果を比較する週次レポートも必要です。
できるだけカスタム開発を増やさずに、これらの要件を満たすソリューションはどれですか。
選択肢:
A. 2つのプロンプト設計はPrompt Managementのバージョンとして管理し、機密情報フィルターを有効にしたGuardrailsで生成結果を継続的に検査してデモグラフィックグループごとに介入回数を集計します。集計値をCloudWatchカスタムメトリクスとして発行し、アラームとダッシュボードで監視と週次比較を行います。
B. Bedrockのモデル呼び出しログをS3に出力し、Amazon Comprehendの感情分析で生成された提案文をEventBridge Schedulerから定期的にスコア化してデモグラフィックグループごとに集計します。集計値をCloudWatchカスタムメトリクスとして発行し、アラームとダッシュボードで監視と週次比較を行います。
C. デモグラフィックグループ別の評価用データセットを用意し、組み込みのステレオタイプ指標を使うBedrock Evaluationsの評価ジョブをEventBridge Schedulerで定期起動します。スコア差をCloudWatchカスタムメトリクスとして発行し、アラームとダッシュボードで監視と週次比較を行います。
D. 推論ログをAthenaで抽出し、公平性スコアの算出ロジックをGlueジョブとして記述してEventBridge Schedulerから定期起動し、デモグラフィックグループごとのスコアを求めます。求めたスコアをCloudWatchカスタムメトリクスとして発行し、アラームとダッシュボードで監視と週次比較を行います。
正解:C
A. 2つのプロンプト設計はPrompt Managementのバージョンとして管理し、機密情報フィルターを有効にしたGuardrailsで生成結果を継続的に検査してデモグラフィックグループごとに介入回数を集計します。集計値をCloudWatchカスタムメトリクスとして発行し、アラームとダッシュボードで監視と週次比較を行います。
不正解 Guardrailsの機密情報フィルターは、入力と応答に含まれる個人を特定できる情報(PII)やカスタム正規表現エンティティを検出してブロックまたはマスクする機能で、グループ間の統計的な公平性を測る仕組みは持ちません。集計できるのは `AWS/Bedrock/Guardrails` ネームスペースのInvocationsIntervenedが示す介入回数だけで、提案の偏りを定量化する指標にはなりません。
B. Bedrockのモデル呼び出しログをS3に出力し、Amazon Comprehendの感情分析で生成された提案文をEventBridge Schedulerから定期的にスコア化してデモグラフィックグループごとに集計します。集計値をCloudWatchカスタムメトリクスとして発行し、アラームとダッシュボードで監視と週次比較を行います。
不正解 Comprehendの感情分析が返すのはPOSITIVE、NEGATIVE、NEUTRAL、MIXEDという支配的な感情の判定と各極性の確信度スコアであり、文章の論調を表す指標です。提案内容がデモグラフィックグループ間でどれだけ偏って分布しているかを表すものではないため、感情スコアを集計しても公平性の比較や不一致の判定軸は得られません。
C. デモグラフィックグループ別の評価用データセットを用意し、組み込みのステレオタイプ指標を使うBedrock Evaluationsの評価ジョブをEventBridge Schedulerで定期起動します。スコア差をCloudWatchカスタムメトリクスとして発行し、アラームとダッシュボードで監視と週次比較を行います。
正解 評価ジョブは評価者モデルがジェネレーターモデルの応答をスコアリングする判定モデル方式で動作し、組み込みメトリクスの `Builtin.Stereotyping` が応答に含まれるステレオタイプの有無を採点します。グループごとのデータセットで同じジョブ定義を回せばスコア差が公平性の指標になり、結果はJSON Lines形式でS3に保存されます。
D. 推論ログをAthenaで抽出し、公平性スコアの算出ロジックをGlueジョブとして記述してEventBridge Schedulerから定期起動し、デモグラフィックグループごとのスコアを求めます。求めたスコアをCloudWatchカスタムメトリクスとして発行し、アラームとダッシュボードで監視と週次比較を行います。
不正解 グループの切り出し、スコアの定義、グループ間の比較までをすべてGlueジョブとして書き起こす構成で、公平性の判定基準そのものを設計し、モデルやプロンプトを変えるたびに検証し直す責任が残ります。マネージドの評価機能を使えばジョブ定義と評価用データセットの用意だけで同じスコアが得られるため、カスタム開発を最小限に抑えるという条件に反します。
全体的な説明
問われている要件
- Amazon Bedrockベースのレコメンデーションで、デモグラフィックグループ間の偏りを検出・測定すること
- 2つのプロンプト設計の間で公平性を比較できること
- 公平性スコアを定期的に収集し、継続的に監視すること
- グループ間のスコアの不一致が12%を超えた場合にアラートを受けること
- カスタム開発の労力を最小限に抑えること
前提知識
Amazon Bedrock Evaluationsについて
- Amazon Bedrock Evaluationsは、モデルやナレッジベースのパフォーマンスを評価する機能です。プログラムによる自動評価、ヒューマンワーカーによる評価、判定モデル(LLM-as-a-judge)を使う評価、LLMベースのRAG評価の4種類のジョブを作成できます
- 判定モデル方式では、評価対象の「ジェネレーターモデル」と採点役の「評価者モデル」という2つのモデルを指定し、評価者モデルがプロンプトと応答のペアごとにスコアと採点理由の説明を返します
- 組み込みメトリクスは11種類あり、品質面の Builtin.Correctness、Builtin.Completeness、Builtin.Faithfulness、Builtin.Relevance などに加えて、責任あるAIの観点として Builtin.Harmfulness(有害性)、Builtin.Stereotyping(ステレオタイプ)、Builtin.Refusal(拒否)が用意されています
- 独自の観点が必要な場合は、判定用プロンプトと評定尺度(数値型または文字列型)を定義するカスタムメトリクスを、1つの評価ジョブにつき最大10個まで作成できます
- 結果はコンソールの評価ページで確認できるほか、ジョブ作成時に指定したS3バケットにJSON Lines形式(.jsonl)で保存され、各レコードに automatedEvaluationResult のスコアが含まれます
- 評価ジョブ自体には繰り返し実行のスケジュール機能がないため、定期実行はEventBridge Schedulerなどからジョブ作成APIを呼び出して構成します
Amazon CloudWatchによる監視について
- CloudWatchは PutMetricData APIやAWS CLIを使って、アプリケーションが算出した値を任意のネームスペースにカスタムメトリクスとして発行できます
- 発行したメトリクスに閾値のアラームを設定すればSNSトピック経由で通知でき、同じメトリクスをダッシュボードに並べれば複数系列の週次比較が行えます
Amazon Bedrock Guardrailsの設計目的について
- Guardrailsはコンテンツフィルター、プロンプト攻撃、拒否トピック、単語フィルター、機密情報フィルター、コンテキストグラウンディングチェックなどで構成されるランタイムの安全装置です
- 機密情報フィルターはPIIやカスタム正規表現エンティティの検出・ブロック・マスクを行う機能で、統計的公平性を測る機能は持ちません。メトリクスは AWS/Bedrock/Guardrails ネームスペースに発行され、InvocationsIntervenedは介入した呼び出しの数を表します
Amazon Comprehendの感情分析について
- 感情分析はテキストの支配的な感情をPOSITIVE、NEGATIVE、NEUTRAL、MIXEDのいずれかで返し、あわせて各極性の確信度スコア(0〜1)を返します
- 判定できるのは文章の論調であり、グループ間で提案内容の分布がどれだけ偏っているかという公平性の観点は測定できません
図による解説
アーキテクチャ図

商品レコメンデーションの入力例と生成された提案文を、デモグラフィックグループ別の評価用データセットとしてS3に格納します(①)。EventBridge Schedulerからスケジュール実行でBedrock Evaluationsの評価ジョブを起動し、判定モデルが Builtin.Stereotyping でグループ別スコアを採点します(②)。評価結果のスコア差をCloudWatchカスタムメトリクスとして発行し(③)、12%超の閾値違反をAlarmが検知して(④)SNSで運用チームへ通知します(⑤)。ダッシュボードでは2つのプロンプト設計を週次で比較します。公平性の採点をマネージドの評価ジョブに任せることで、分析コードを書かずに継続監視できます。
解くための考え方
公平性の測定でまず見極めたいのは、「偏りを表すスコアを誰が計算するのか」という点です。生成AIが返す提案文そのものを採点する必要があるため、テキストの内容を評価できる仕組みが要ります。Amazon Bedrock Evaluationsは判定モデル方式の評価ジョブを提供しており、組み込みメトリクスとして応答に含まれるステレオタイプの有無を採点する Builtin.Stereotyping を持ちます。デモグラフィックグループごとに代表的な入力をまとめたプロンプトデータセットを用意し、同じジョブ定義で評価すれば、グループ別のスコアがそのまま公平性の比較材料になります。プロンプト設計を2つ用意してそれぞれ評価すれば、どちらの設計が偏りにくいかも同じ枠組みで比較できます。 継続監視とアラートの面では、評価ジョブに繰り返し実行のスケジュール機能がないため、EventBridge Schedulerなどから定期的にジョブを起動します。結果はS3にJSON Lines形式で保存され、レコードごとにスコアが入っているので、グループ間のスコア差を取り出して PutMetricData でCloudWatchのカスタムメトリクスとして発行します。あとは12%の閾値でアラームを張ればSNS経由で通知でき、同じメトリクスをダッシュボードに並べれば2つのプロンプト設計の週次レポートになります。 残る候補は判別軸が明確です。ガードレールの機密情報フィルターはPIIの検出とマスクが目的で、介入回数を数えるメトリクスは偏りの大きさを表しません。感情分析が返すのは文章の論調であって、グループ間で提案内容がどれだけ偏っているかという分布の話とは別物です。AthenaとGlueで公平性スコアを組み立てる構成は要件自体は満たせますが、採点ロジックの設計と保守を丸ごと抱えることになり、カスタム開発を最小限にという条件から外れます。マネージドの評価機能に採点を任せ、CloudWatchに監視と可視化を任せる組み合わせが、最も労力の小さい構成になります。 参考資料
- Amazon Bedrock リソースのパフォーマンスを評価する
- 別の LLM-as-a-judge を使用してモデルのパフォーマンスを評価する
- メトリクスを使用してモデルのパフォーマンスを把握する
- カスタムメトリクスを使用してモデル評価ジョブを作成する
- モデル評価ジョブの結果が Amazon S3 に保存される仕組み
- CloudWatch にカスタムメトリクスを発行する
- CloudWatch メトリクスを使用して Amazon Bedrock Guardrails をモニタリングする
- ガードレールを作成する - Amazon Bedrock Guardrails のコンポーネント
- Amazon Comprehend - 感情分析
- Amazon EventBridge Scheduler とは
この資格を活かしたキャリア情報
AIP資格の取得後にどんなキャリアが開けるか、詳しくはこちら:
→ AIP合格者の転職市場価値と求人傾向
AWS資格全体のキャリア活用法:
→ AWS資格は転職・キャリアアップでどう活きる?資格別市場価値と実体験
まとめ:AIP-C01合格のための勉強方法
【AIP-C01 勉強方法まとめ】
- ✅ 試験ガイドを最初に読む:ドメイン構成と出題割合を把握してから学習スタート
- ✅ ドメイン1・2を最優先にする:出題割合の57%を占める最重要エリア
- ✅ AWSの公式ドキュメントを優先する:Skill BuilderやBlack Beltより情報が新鮮
- ✅ AIを活用して効率よく学ぶ:NotebookLMとClaude/ChatGPTを組み合わせる
- ✅ Step Functionsを必ず復習する:意外と頻出。オーケストレーション問題に注意
- ✅ 問題演習で弱点を潰す:インプットだけでは複数選択問題に対応できない
- ✅ 試験は1問2分ペースで解く:見直し時間を30分確保する
AIP-C01は確かに難しい試験ですが、正しい方法で準備すれば十分に合格できます。この記事が皆さんの合格の一助になれば幸いです。
この記事がお役に立ちましたら、コーヒー1杯分(300円)の応援をいただけると嬉しいです。いただいた支援は、より良い記事作成のための時間確保や情報収集に活用させていただきます。
システムエンジニア
AWSを中心としたクラウド案件に携わっています。
IoTシステムのバックエンド開発、Datadogを用いた監視開発など経験があります。
IT資格マニアでいろいろ取得しています。
AWS認定:SCS, ANS, AIP, SAP, DOP, SAA, DVA, SOA, CLF
Azure認定:AZ-104, AZ-300
ITIL Foundation
Oracle Master Bronze (DBA)
Oracle Master Silver (SQL)
Oracle Java Silver SE
■略歴
理系の大学院を卒業
IT企業に就職
AWSのシステム導入のプロジェクトを担当

