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Udemyには多数のAWS CLF(クラウドプラクティショナー)の教材が多数あります。どの教材が自分にとって最適かがわからず、迷っている方も多いかと思います。そこで本記事ではUdemyで人気の教材をそれぞれ徹底比較してみました。自分にとって最適な講座を選ぶ際の一助になれば幸いです。
はじめに
AWS CLFとは?
AWS CLFは、AWS Certified Cloud Practitioner(AWS認定クラウドプラクティショナー)の略称です。この資格は、AWSの基本的な概念、サービス、および用語に関する知識を持っていることを証明するものです。
CLF資格は、AWSのテクニカルな知識が必要とされないビジネス職種の方々や、AWSの概要を理解したい方に適しています。試験では、クラウドの基礎、AWSの料金モデル、セキュリティ、サポートの仕組みなどが評価され、受験者は幅広いAWSの基礎知識を有していることを証明することができます。
以下の記事でAWS CLFの勉強方法を解説しています。よろしければご覧ください。
Udemyの利点
UdemyはITに関する教材が豊富です。筆者も多数の講座を購入して学習しています。セール期間中に安価で購入でき、一度購入したコースは繰り返し視聴可能です。返金制度もあるので、自分には合わなかった講座を選んでしまった時も安心できます。
- 30日以内であれば返金可能(気軽に始められる)
- 教材購入後もコンテンツがアップデートされる(頻繁にアップデートされるクラウド学習に最適)
- 不明点を講師に質問可能
- スマホでも視聴可能(隙間時間の活用)
- 月に数回(2~3回)実施するセールでは数万円のコースも2,000円程度に割引される(安価!)
講座の選び方のポイント
学習スタイルで選ぶ
大きく分けて講義形式、ハンズオン形式、WEB問題集の形式があります。自分の好みの講座を選択してください。初心者であれば講義形式講座を受けてから、ハンズオン形式やWEB問題集形式を受講することをおすすめします。
本記事では問題集形式の教材と動画教材をそれぞれ紹介いたします。
講座内容の最新性を確認して選ぶ
AWSのサービスは頻繁に更新されるため、講座内容が最新のものであることが重要です。講座の更新日を確認し、内容が最近のAWSの動向に対応しているかをチェックしましょう。最新のC02試験は2023年9月19日からリリースされたため、少なくとも2023年末以降に更新されている教材をおすすめします。
レビューを確認して選ぶ
良いレビューだけでなく、批判的な意見も参考にすることで、講座の弱点や改善点を知ることができます。特に、自分と同じような背景や目的を持った受講者のレビューを参考にしましょう。
ハンズオン講座の注意点
ハンズオンを目的に講座を購入する場合、最終更新日を確認してから購入されることをおすすめします。あまりに古い講座だと、AWSコンソールの変化に対応していない場合があります。とはいえ、AWSコンソールはかなり頻繁(数カ月頻度)にUIが変わるので、ある程度調べたり、場合にっよっては講師に質問することを視野に入れる必要があります。Udemyは講師への質問も可能な上、過去に出たQAを確認できるのでそこまで心配しすぎる必要はないと感じています。
また、ハンズオンが含まれている講座は長時間に及ぶものが多いです。加えて、ハンズオンはデプロイの時間がかかったり、コンソールUIの変更により迷子になることもあるので終了には講座時間以上に時間がかかると考えてください。
【動画教材】Udemy CLFおすすめ動画教材2選
まずはUdemyで発売されている動画教材から人気のものを2つ紹介します。最新試験バージョンC02に対応していない教材は除いています。それぞれの講座は特徴がありますが、どちらの講座を選んでもCLFに合格する能力は身につきます。各自プレビュー視聴(無料視聴)して、しっくりする方を受講されるのが良いかと思います。
教材 | 価格 | レビュー | 問題数 | ハンズオン | 特徴 | 良いレビュー | 悪いレビュー |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1. 【CLF-C02版】これだけでOK! AWS認定クラウドプラクティショナー試験突破講座 | 定価: ¥7,600、セール時参考価格: ¥2,000 | 4.2/5 | 300問 | あり | 網羅性にこだわったオールインワン講座。動画時間15時間。 | AWSの基礎と実践で初心者でも理解できる | 音声の質が良くない |
2. AWS Certified Cloud Practitioner (CLF-C02) | 定価: ¥5,600、セール時参考価格: ¥2,000 | 4.0/5 | 50問 | あり | SAAへのステップアップを視野に入れた講座。動画時間12時間。 | 講義に無駄がない、解説が丁寧 | 一部用語は自力、章ごとの演習問題が欲しい |
1. 【CLF-C02版】これだけでOK! AWS認定クラウドプラクティショナー試験突破講座
- 理論学習: ★★★★☆(視覚的なスライドでしっかり理論学習)
- ハンズオン: ★★★★☆(コアサービスのハンズオンをカバー)
- 演習問題: ★★★★★(300問の豊富な演習問題)
このコースは、AWS初心者が徹底的な試験対策で合格するための講座です。網羅的な解説、ハンズオン、演習問題が含まれたオールインワン講座です。300問もの豊富な演習問題も用意されており、「これだけでCLF試験に合格できる」をコンセプトにしています。他の講座や参考書などと比べても試験対策の網羅性にこだわった講座です。AWSの基礎をしっかり理解しつつ、試験合格を目指したい方におすすめの講座です。
理論学習パートでは作りこまれた視覚的なスライドが理解しやすいです。徹底的に解説したもりもりの内容です。
ハンズオンも豊富なため、実務で役立つ技術を身に着けることも可能です。
リンク先で20分程度のプレビューを視聴可能です。
これだけでOK! AWS認定クラウドプラクティショナー試験突破講座(豊富な試験問題300問付き)- 作成者: Shingo Shibata
- 価格: 定価: ¥7,600、セール時参考価格: ¥2,000
- 動画時間: 15時間
- レビュースコア: (4.2/5)
- 最終更新日: 2024年4月 (2024年8月確認時点)
- 受講者数: 65,373人 (2024年8月確認時点)
- 対象者: AWS初心者で、基礎から徹底的に学びたい人
-
特徴:
- 理論学習、ハンズオン、問題演習を通して徹底的に学習可能。
- 各章の演習問題+2回分の模擬試験で合計300問
- 試験バージョンに合わせた教材の定期的なアップデート
- 問題集有無: 300問(演習問題+模擬試験)
-
良いレビュー:
- AWSの基礎と実践的な演習が含まれており、初心者でも敷居なく取り組めた。
- 模擬問題が豊富で、試験準備に役立った。
- 講師の説明が簡潔で分かりやすく、初心者でもよく理解できた。
-
悪いレビュー:
- IT未経験者レベルだと用語の解説が足りていないように感じたので調べながらの学習だった。
- 最新内容で動画を部分的に更新した影響で音性の質がところどころ異なるのが気になる。
- 講師の説明が単調に聞こえる。
2. AWS認定クラウドプラクティショナー試験(CLF-C02) 対策トレーニング
- 理論学習: ★★★★☆(視覚的なスライドで網羅的な理論学習)
- ハンズオン: ★★★★☆(主要サービスのハンズオンをカバー)
- 演習問題: ★★★☆☆(予想問題50問付き)
このコースも、理論学習、ハンズオン、問題演習を備えたオールインワン講座です。予想問題は少なめなので別途問題演習をおすすめします。本講座は実際のクラウドプラクティショナーより少し難しめに作成されているため、SAA(ソリューションアーキテクトアソシエイト)にステップアップを予定している方にもおすすめです。
作りこまれた視覚的なスライドが特徴です。C02試験のアップデートに伴い全面的に動画を取り直しているため、音声も違和感がありません。
ハンズオンも豊富なため、実務で役立つ技術を身に着けることも可能です。
リンク先で30分程度のプレビューを視聴可能です。
AWS認定クラウドプラクティショナー試験(CLF-C02) 対策トレーニング- 作成者: Maruchin Tech
- 価格: 定価: ¥5,600、セール時参考価格: ¥2,000
- 動画時間: 12時間
- レビュースコア: (4.0/5)
- 最終更新日: 2024年6月 (2024年8月確認時点)
- 受講者数: 約4,129人 (2024年8月確認時点)
- 対象者: 基礎からしっかり学びたい方、SAAへのステップアップを視野に入れている方
-
特徴:
- 実務経験がなくても理解できる視覚的な資料
- 主要サービスのハンズオン付き
- 高い合格率を誇るベストセラー講座
- 問題集有無: 50問
-
良いレビュー:
- 講義に無駄がなく、試験に出るポイントの解説があったのが良かった
- 問題の解説が丁寧で、試験対策に役立った
- スライドがしっかり作りこまれており、理解しやすい
-
悪いレビュー:
- 一部の用語は自分で調べる必要があった
- 章ごとに演習問題があればよかった
【問題集】Udemy CLFおすすめWEB問題集4選
AWS認定CLF対策のUdemyで発売されているWEB問題集を4つ紹介します。
教材名 | 価格 | レビュー | 問題数 | 特徴 | 良いレビュー | 悪いレビュー |
---|---|---|---|---|---|---|
1. 【CLF-C02版】AWS 認定クラウドプラクティショナー 模擬試験問題集(6回分390問) | 定価 ¥7,600、セール ¥2,000 | 4.2/5 | 390問 | 参考書いらずで学習可能な図解や解説付き | 本番試験形式に近く役立つ、図解がわかりやすい | 本番より難しい問題あり、講師のQAの遅さ |
2. 【CLF-C02対応】AWS認定 クラウドプラクティショナー 模擬問題集+詳解 | 定価 ¥2,600、セール ¥2,000 | 4.4/5 | 375問 | 本番の問題とほぼ同じ。問題と詳細な解説が魅力 | 本番で同じ問題が多数出た | なし |
3. 【最短攻略!CLF-C02対応】AWS クラウドプラクティショナー:模擬問題集 | 定価 ¥2,600、セール ¥2,000 | 4.0/5 | 390問 | 短期間で合格を目指すために構成 | aws未経験者でも合格できた | 合格できたがギリギリだった |
4. 【世界で2万人が受講】演習テスト: AWS 認定 クラウドプラクティショナー | 定価 ¥8,800、セール ¥2,000 | 3.9/5 | 390問 | 旧試験(C01)向けの高品質な模擬試験 | 旧試験対策として有用 | C02には未対応 |
1. 【CLF-C02版】この問題だけで合格可能!AWS 認定クラウドプラクティショナー 模擬試験問題集(6回分390問)
この講座は、本番レベルの模擬試験を豊富に収録しており、しっかりと試験対策を行いたい方に最適です。基礎レベルから本番レベルまで段階的に学習できるため、着実に合格を目指せます。図解や詳細な解説も充実しており、AWSのサービスを幅広く理解できるのが大きな特徴です。他の講座に比べ、解説が非常に分かりやすく、参考書いらずで学習ができることをコンセプトに作られているのが特徴です。
【CLF-C02版】この問題だけで合格可能!AWS 認定クラウドプラクティショナー 模擬試験問題集(6回分390問)- 問題数: 390問(65問×6回分)
- 作成者: Shingo Shibata
- 価格: 定価 ¥7,600、セール時参考価格: ¥2,000
- レビュースコア: (4.2/5)
- 最終更新日: 2024年5月 (2024年8月確認時点)
- 難易度: 本番試験よりやや難しい。
- 受講者数: 96,720人 (2024年8月確認時点)
- 対象者: 模擬問題単体で試験対策したい方、基礎からじっくり学びたい方。
-
特徴:
- 図解や解説付きで参考書いらずがコンセプト
- SAAへのステップアップも可能な構成
- 基本レベルと本番レベルの2種類の問題を収録
-
良いレビュー:
- 本番試験とほぼ同じ形式の問題が出題され、試験対策として非常に役立った
- 図解や詳細な解説により、AWSの知識がスムーズに頭に入る。初学者にも理解しやすい
- 価格に対して提供される内容が豊富で、短期間での合格を目指すには十分なボリュームだと感じた
-
悪いレビュー:
- 中には本番試験よりも難しい問題が含まれており、初心者にはハードルが高いと感じた
- 一部の問題に対する解説がやや不十分で、詳しく知りたい箇所は自力で調べる必要があった
- 講師のQA返答が遅いことがある。
2. 【CLF-C02対応】AWS認定 クラウドプラクティショナー 模擬問題集+詳解
この講座は、模擬問題を解きながら、詳しい解説を通じて知識を深めたい方におすすめです。375問という豊富な問題数と、各問題の背景や正誤理由までしっかりと解説する点が大きな魅力です。他の講座に比べ、「本番試験に近い」や「本番でも同じような問題が出題された」という声が多く、本番ライクにこだわって作成されているのが特徴です。
AWS Certified Cloud Practitioner Mock Exams- 問題数: 375問(65問×5セット+50問)
- 作成者: Cloud Studies JP
- 価格: 定価 ¥2,600、セール時参考価格: ¥2,000
- レビュースコア: (4.4/5)
- 最終更新日: 2024年8月 (2024年8月確認時点)
- 難易度: 本番試験とほぼ同じ
- 受講者数: 710人 (2024年8月確認時点)
- 対象者: 本番と同じような問題で対策したい方。効率的に試験合格のための学習したい方。
-
特徴:
- 本番とかなり似た問題が収録されている
- 本番ライクな難易度の模擬問題
- 詳細な解説付きで、正解と不正解の理由も解説
-
良いレビュー:
- 6セットまで実施して、平均85%程度で、本番試験でも85%くらいで合格できた
- 解説が丁寧で理解しやすい
- そのまま本番でも出題されていた問題も多かった
-
悪いレビュー:
- なし
(筆者主観: 試験対策に偏っているのでAWSの基礎力習得は二の次になる可能性がある)
- なし
3. 【最短攻略!CLF-C02対応】AWS クラウドプラクティショナー:模擬問題集
短期間でAWSクラウドプラクティショナー試験に合格することをコンセプトに作成されています。シンプルで分かりやすい解説が初心者でも無理なく学べるように工夫されています。最短学習ということで2. 【CLF-C02対応】AWS認定 クラウドプラクティショナー 模擬問題集+詳解と似たコンセプトです。こちらの講座は更新が遅いため、筆者はあまりお勧めはしません。
受講者が少ないため、まだレビューも出そろっていない印象があります。
【最短攻略!CLF-C02対応】AWS クラウドプラクティショナー:模擬問題集- 問題数: 390問
- 作成者: Cloud Studies JP
- 価格: 定価 ¥2,600、セール時参考価格: ¥2,000
- レビュースコア: (4.0/5)
- 最終更新日: 2023年8月 (2024年8月確認時点)
- 難易度: 本番試験とほぼ同じ
- 受講者数: 128人 (2024年8月確認時点)
- 対象者: 短期間で試験に合格したい人
-
特徴:
- 更新が遅い模様
- 短期間で合格を目指すための問題集
- 初学者向けにわかりやすく構成
-
良いレビュー:
- aws未経験者でもギリギリ合格できた
- CLF-C02に対応している
-
悪いレビュー:
- 合格できたがギリギリだった
4. 【世界で2万人が受講】演習テスト: AWS 認定 クラウドプラクティショナー
世界的に有名な講師による高品質な模擬試験を、日本語で学べる点がこの講座の大きな特徴です。6回分の模擬試験に加え、AWS公式ドキュメントを参照した精度の高い問題が提供されており、他の講座との差別化ポイントとなっています。ただし、最新試験CLF-C02には未対応なので、試験対策としては購入しないように注意してください。C02の方が出題範囲が広いです。
【世界で2万人が受講】演習テスト: AWS 認定 クラウドプラクティショナー- 問題数: 390問(65問×6回分)
- 作成者: Stephane Maarek, Yota Hamada, Abhishek Singh
- 価格: 定価 ¥8,800、セール時参考価格: ¥2,000
- レビュースコア: (3.9/5)
- 最終更新日: 2022年7月 (2024年8月確認時点)
- 難易度: C01(旧試験)程度
- 受講者数: 4,869人 (2024年8月確認時点)
- 対象者: 何らかの事情で旧試験(C01)を学習したい方
-
特徴:
- C01試験対策としては有用だったが、C02対策は範囲が異なるため注意。
-
良いレビュー:
- 最新試験に対応していないため掲載しません。
-
悪いレビュー:
- 最新試験に対応していないため掲載しません。
まとめ
AWS CLF(クラウドプラクティショナー)の資格取得を目指す際、Udemyには多くの講座が用意されており、それぞれ特徴があります。自分の学習スタイルやレベルに合った講座を選ぶことで、効率的に知識を習得することができます。動画教材では、理論学習、ハンズオン、演習問題など、バランスよく学べる内容が多く揃っているため、どの講座を選んでもAWSの基礎をしっかり学ぶことができるでしょう。
WEB問題集ではAWSの基礎から学ぶものや、試験対策に特化したものまであります。それぞれの目的に合わせて講座を選択してください。また、セール期間を利用することで、リーズナブルな価格で質の高い学習ができる点もUdemyの魅力です。
以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。
システムエンジニア
AWSを中心としたクラウド案件に携わっています。
IoTシステムのバックエンド開発、Datadogを用いた監視開発など経験があります。
IT資格マニアでいろいろ取得しています。
AWS認定:SAP, DOP, SAA, DVA, SOA, CLF
Azure認定:AZ-104, AZ-300
ITIL Foundation
Oracle Master Bronze (DBA)
Oracle Master Silver (SQL)
Oracle Java Silver SE
■略歴
理系の大学院を卒業
IT企業に就職
AWSのシステム導入のプロジェクトを担当