Udemyビッグセール開催中(~8/28)教材が1,500円~

AWS SAAに最短合格!初心者でも2ヶ月で一発合格した勉強方法

AWS SAAに最短合格する勉強法!初心者でも2ヶ月で一発合格した体験を公開サムネイル

当ブログにはPRを含みます。

「AWS SAAに挑戦したいけど、何から始めればいいのかわからない…」「未経験でも本当に合格できるの?」──そんな不安を抱えるあなたへ。この記事では、クラウド未経験から約2ヶ月でAWS SAAに一発合格した筆者が、初心者向けに勉強法・教材・必要な時間を具体的に解説します。時間がない社会人でも効率よく合格を目指せる実践的な方法を紹介します!

この記事でわかること
  • AWS SAAに未経験から合格するための具体的な勉強方法がわかります
  • 初心者に最適なUdemy・ping-t・ハンズオン・参考書の使い方と最適な順序がわかります
  • 勉強時間の目安や、社会人でも続けられる学習スケジュールの立て方がわかります
  • 試験直前の過ごし方や当日の注意点など、本番対策のポイントがわかります
  • AWS SAA取得がキャリアにどうつながるか、実体験を通じたSAAの価値がわかります
【講師クーポン!】AWS SAA筆者作成問題集

この度UdemyでSAA-C03のWEB問題集を作成しました。1,500円セール実施中です。お役立てください。評価&レビューいただけると大変励みになります。

  • 本番ライクな310問収録
  • SAA最新の長文化に完全対応
  • 全問題に詳しい解説が付属
    • 全問題に公式ドキュメントへのリンク記載
    • 複雑なアーキテクチャを図解して解説
    • 不正解選択肢の解説
    • 問題を解くための前提知識を詳しく解説

講師クーポン【2025年最新】AWS SAA-C03完全攻略問題集|詳細図解付きデータ分析範囲対応版

【2025年最新】AWS SAA-C03完全攻略問題集|詳細図解付きデータ分析範囲対応版

問題集のサンプル問題を確認する

問題

企業はAWS上に3層Webアプリケーションを配置しています。WebサーバーはVPC内のパブリックサブネットに配置され、アプリケーションサーバーとデータベースサーバーは同じVPC内のプライベートサブネットに配置されています。企業は検査VPC内にAWS Marketplaceからサードパーティ仮想ファイアウォールアプライアンスを配置しています。

このアプライアンスはIPパケットを受け入れることができるIPインターフェースで設定されています。ソリューションアーキテクトは、トラフィックがWebサーバーに到達する前にアプリケーションへのすべてのトラフィックを検査するために、Webアプリケーションとアプライアンスを統合する必要があります。

最小の運用オーバーヘッドでこれらの要件を満たすソリューションはどれですか。

選択肢

A. アプリケーションのVPCのパブリックサブネットにNetwork Load Balancerを作成してトラフィックをパケット検査のためにアプライアンスにルーティングします。

B.  アプリケーションのVPCのパブリックサブネットにApplication Load Balancerを作成してトラフィックをパケット検査のためにアプライアンスにルーティングします。

C.  検査VPCにTransit Gatewayを配置します。着信パケットをTransit Gateway経由でルーティングするようにルートテーブルを設定します。

D.  検査VPCにGateway Load Balancerを配置します。着信パケットを受信してアプライアンスにパケットを転送するためにGateway Load Balancerエンドポイントを作成します。

考えてからスクロールしてください

正解:D

解説:

Gateway Load Balancerはサードパーティ仮想アプライアンス(ファイアウォール、IDS/IPS、DPIシステム等)のために特別に設計されたサービスです。3層(Network Layer)で動作し、すべてのポートのすべてのIPパケットをリスニングできます。GENEVE プロトコル(ポート6081)を使用してアプライアンスとトラフィックを交換し、自動スケーリングと高可用性を提供します。最小の運用オーバーヘッドでサードパーティアプライアンスとの統合が可能です。

問われている要件

  • サードパーティ仮想ファイアウォールアプライアンスとの統合
  • 検査VPCに配置されたアプライアンスによる全トラフィック検査
  • Webサーバー到達前のトラフィック検査実現
  • 最小の運用オーバーヘッドでの実装
  • IPパケットレベルでの処理とインスペクション機能

前提知識

Gateway Load Balancerの特徴と用途について

  • AWS Gateway Load Balancer(GWLB)
    • サードパーティ仮想アプライアンスのために特別に設計されたロードバランサー
    • 3層(Network Layer)で動作し、すべてのIPパケットを処理
    • ファイアウォール、IDS/IPS、DPI システムとの統合に最適
    • 自動スケーリングと高可用性を提供
    • GENEVE プロトコル(ポート6081)を使用したアプライアンス通信
  • Gateway Load Balancer Endpoint(GWLBe)
    • アプリケーションVPCとGWLBを接続するVPCエンドポイント
    • 透過的な ネットワークトラフィックルーティングを実現
    • クロスVPC通信を簡素化
    • 最小限の設定でトラフィック検査を実現

従来のロードバランサーとの比較について

  • Network Load Balancer(NLB)
    • 4層(Transport Layer)での TCP/UDP負荷分散
    • 高性能と低レイテンシーを提供
    • IPパケットレベルの検査機能は非対応
    • サードパーティアプライアンス統合には追加設定が必要
  • Application Load Balancer(ALB)
    • 7層(Application Layer)での HTTP/HTTPS負荷分散
    • パスベースルーティングとホストベースルーティング
    • Webアプリケーションレベルでのトラフィックルーティング
    • IPパケット検査には不適切

ネットワーク接続サービスについて

  • AWS Transit Gateway
    • VPC間、オンプレミス接続のハブとして機能
    • 大規模ネットワークの中央集権的管理
    • トラフィック検査機能は非対応
    • ルーティングポリシーとセキュリティグループ管理が複雑
  • VPCピアリング
    • 2つのVPC間の直接接続
    • プライベートIPアドレスでの通信
    • スケーラビリティの制限と管理の複雑性

解くための考え方

この問題は、サードパーティ仮想セキュリティアプライアンスとの統合における最適なAWSサービスの選択を問うものです。重要なキーワードは「サードパーティ仮想ファイアウォールアプライアンス」「AWS Marketplace」「IPパケット検査」「最小の運用オーバーヘッド」です。

Gateway Load Balancerは、まさにこの用途のために設計されたサービスで、従来のロードバランサーでは困難だったサードパーティアプライアンスとの統合を大幅に簡素化します。異なるVPCに配置されたアプライアンスとアプリケーション間のトラフィックルーティングを、Gateway Load Balancer Endpointを使用して透過的に実現できます。

NLBやALBを使用した場合、VPCピアリングやTransit Gatewayの設定、複雑なルーティングテーブルの管理、セキュリティグループの調整などが必要となり、運用オーバーヘッドが大幅に増加します。Transit Gatewayは接続性は提供しますが、トラフィック検査機能は持ちません。したがって、要件を最も効率的に満たすのはGateway Load Balancerとなります。

アーキテクチャ図

アーキテクチャ図の解説

検査VPCでの集中型セキュリティ処理

このアーキテクチャでは、すべてのインバウンドトラフィックが検査VPC内のGateway Load Balancerを経由してサードパーティファイアウォールアプライアンスで検査されます。GWLBは複数のファイアウォールインスタンス間で負荷を自動分散し、ヘルスチェックによりアプライアンスの状態を継続監視します。GENEVE プロトコル(ポート6081)を使用してアプライアンスとの通信を行い、パケットレベルでの詳細な検査が可能です。この集中型アプローチにより、セキュリティポリシーの一元管理と運用効率の向上が実現されます。

透過的なクロスVPCトラフィックルーティング

Gateway Load Balancer EndpointがアプリケーションVPC内のパブリックサブネットに配置され、インターネットゲートウェイからのトラフィックを自動的に検査VPCにルーティングします。検査完了後のトラフィックは同じエンドポイントを通じてWebサーバーに転送され、エンドユーザーからは検査プロセスが完全に透過的になります。この設計により、既存のアプリケーションアーキテクチャを変更することなく、セキュリティ機能を追加できます。

スケーラブルセキュリティとハイアベイラビリティ

Gateway Load Balancerの自動スケーリング機能により、トラフィック量の変動に応じてサードパーティアプライアンスを自動的にスケールアップ・ダウンできます。複数のアプライアンスインスタンスによる冗長構成で、単一障害点を排除し、高可用性を確保します。CloudWatchとヘルスチェック機能により、システム全体の監視と障害の早期検出が可能で、セキュリティ機能の継続的な稼働を保証します。この設計により、手動での運用介入を最小限に抑えながら、企業レベルのセキュリティ要件を満たすことができます。

他のソリューションとの比較

Network Load BalancerやApplication Load Balancerを使用したアプローチでは、VPCピアリング、Transit Gateway、複雑なルートテーブル設定などが必要となり、運用オーバーヘッドが大幅に増加します。また、これらのロードバランサーはサードパーティアプライアンスとの統合に最適化されておらず、パケットレベルでの検査機能も限定的です。Transit Gatewayを使用したソリューションは接続性は提供しますが、トラフィック検査機能は持たず、追加のセキュリティ設定が必要となります。Gateway Load Balancerは唯一、サードパーティアプライアンスとの統合に特化して設計されたサービスで、最小の設定で最大の機能を提供します。

実装の考慮事項

Gateway Load Balancerの実装では、サードパーティアプライアンスのライセンス要件とAWS Marketplaceでの調達プロセスを事前に確認する必要があります。

GENEVE プロトコルを使用した通信では、アプライアンス側での対応確認と設定が重要です。ヘルスチェック設定では、アプライアンスの特性に応じた適切な間隔とタイムアウト値の調整が必要です。

セキュリティグループとNACLの設定では、GENEVE トラフィック(ポート6081)の許可と、アプライアンスからの戻りトラフィックの適切な処理が重要となります。

参考資料

不正解選択肢の評価

A:Network Load Balancerは4層(Transport Layer)で動作し、TCP/UDPトラフィックの負荷分散に特化していますが、IPレベルでのパケット検査機能は提供していません。異なるVPC間でのトラフィックルーティングにはVPCピアリングやTransit Gatewayなどの追加設定が必要で、運用オーバーヘッドが増加します。また、サードパーティ仮想アプライアンスとの統合に最適化されていません。

B:Application Load Balancerは7層(Application Layer)で動作し、HTTPSトラフィックの負荷分散とルーティングに特化しています。IPパケットレベルでの検査には適しておらず、サードパーティファイアウォールアプライアンスとの統合も困難です。また、異なるVPC間での複雑なルーティング設定が必要で、運用オーバーヘッドが大幅に増加します。

C:Transit Gatewayは複数VPC間の接続とルーティングには優れていますが、トラフィック検査機能は提供していません。ルートテーブルの設定、セキュリティグループとNACLの調整、複雑なネットワーク設定が必要で、単純なパケット転送以上の機能は期待できません。サードパーティアプライアンスとの統合にも追加的な設定が必要で、運用負荷が高くなります。

目次

AWS SAAってどんな資格?初心者でも取れる?

AWS SAAはエンジニアの登竜門として人気の高い資格ですが、「そもそもどんな資格なの?」「初心者でも取れるの?」という不安を感じる方も多いのではないでしょうか。ここでは、AWS SAAの位置づけや、未経験者でも合格できるのかという点について、実体験を交えながらわかりやすく解説します。


SAAはAWSエンジニアの登竜門

AWS SAA(ソリューションアーキテクト アソシエイト)は、クラウドエンジニアとしての基礎知識と設計力を問われる「登竜門的資格」です。

SAAは、AWSの代表的なサービス(EC2、S3、VPCなど)を使って、可用性やセキュリティ、コスト最適化を考慮したAWSでのクラウドアーキテクチャを設計する力が求められます。

試験ガイドには「1年以上のAWS経験を推奨」とありますが、実務経験がなくても、設計原則やサービス特性を学ぶことで十分に合格可能です。実際、筆者もAWS実務未経験から学習を始め、約2ヶ月の学習で804点を取得して合格しました。

AWS資格体系とSAAの位置付け

SAAはAWSの中で中級試験に位置付けられます。

AWS認定資格一覧とSAAの位置付け

SAAとCLFの違い|どちらから始めるべきか?

AWSの完全初心者であれば、CLF(クラウドプラクティショナー)から始めるのも有効ですが、最初からSAAに挑戦しても問題ありません。

SAAは確かにCLFより範囲も広く難易度も高めですが、勉強時間をしっかり確保できれば、CLFを経由せずSAAに直行しても合格は十分に可能です。

筆者もCLFは取得せずにSAAからスタートし、独学で合格しています。また、Udemyやping-tといった初心者向け教材が充実しているため、順序にこだわらず効率的に学習することができます。


【参考リンク】CLFの勉強方法はこちら

「基礎からしっかり理解してステップアップしたい」という方は、以下の記事でCLFの勉強方法も紹介しています。あわせてご覧ください。


初心者でも合格できる?筆者の体験と合格スコアを紹介

「AWSの実務経験がない自分でも、本当にSAAに合格できるのかな……?」
そんな不安を抱える方は少なくありません。筆者自身も、クラウドに関する知識がほとんどない状態からSAA合格を目指し、不安だらけで勉強を始めました。この章では、私の実体験をもとに「どんな状態からでも合格できるのか?」という疑問に答えていきます。

筆者の受験結果とスコア
筆者の試験結果レポート。804点で合格
筆者のAWS SAA試験レポート

筆者のスペックと学習時間

クラウド未経験でも、3ヶ月で合格できました。勉強時間をしっかり確保し、順序立てて学習すれば問題ありません。

私は当時新入社員であり、AWSの業務経験がなく、ネットワークやセキュリティの知識もほとんどない状態からのスタートでしたが、平日は1日1~2時間・休日は3時間、約2ヶ月の学習で合格できました。

このような学習時間で合格できた背景には、「正しい順番と教材選び」があります。後述するように、Udemyで知識の土台を作り、ping-tで演習を繰り返すことで効率的に知識が身につきました。初心者でも、やり方次第で十分合格可能です。


2ヶ月で800点超合格した私のスケジュール例

基礎のインプットと演習のアウトプットを組み合わせた学習スケジュールで、無理なく合格できました。

時間をかけすぎるとモチベーションが下がってしまうので、学習のフェーズを分け、徐々にステップアップできるようにしました。

実際のスケジュールは以下のようなイメージでした:

  • 1ヶ月目:Udemyで動画を一通り視聴 + ping-tで基礎問題の反復練習(約60時間)
  • 2ヶ月目:ハンズオン + 模試 + 復習(約60時間)

このように段階を踏んで進めることで、初心者でも途中で挫折せずに学習を継続できました。


勉強が続いたモチベーションの保ち方

「試験日を先に決める」ことが、最大のモチベーション維持につながりました。

人は締切がないと行動に移しにくいものです。試験日を先に予約してしまえば、それに向けて「逆算して今やるべきこと」が明確になります。

私も最初に試験日をカレンダーに入れ、「あと何日で合格しないといけないか」を常に意識していました。そのおかげで、ダラダラせずに毎日少しずつ勉強できました。勉強習慣をつけるには、試験予約が効果的です。


AWS SAA試験に必要な勉強時間の目安は?

AWS SAA試験に挑戦するにあたり、「どれくらいの勉強時間を確保すれば合格できるのか?」は多くの方が気になるポイントです。忙しい仕事の合間に学習時間を捻出する必要がある人にとって、勉強時間の目安が見えているかどうかは非常に重要です。この章では、初心者が合格するまでに必要な学習時間の目安と、効率よく学習するための工夫を解説します。


初心者が目指すならどれくらい必要?

AWS未経験の初心者なら、100〜150時間程度の学習時間を確保するのが一般的な目安です。

AWS SAAは出題範囲が広く、インフラやネットワークの基礎知識に加えて、サービス設計の考え方も求められるため、一定の学習時間が必要です。

ping-tやnoteなどの合格体験記では、未経験からSAAに合格した人の多くが100〜150時間前後の学習を行っており、これは標準的な目安とされています。筆者自身も約120時間で合格しましたが、これは「平日1~2時間・休日3時間 × 2ヶ月間」コツコツと学習を積み上げた結果です。


忙しい社会人におすすめの学習ペース

1日1〜2時間の勉強を2〜3ヶ月かけて継続するのが、忙しい社会人には現実的でおすすめです。

短期間で詰め込むよりも、毎日少しずつ学ぶ方が知識の定着がよく、勉強の習慣も維持しやすくなります。

筆者自身も平日は1~2時間を目安に学習していました。通勤中や昼休みにUdemyの講義を視聴したり、ping-tでスキマ時間に問題を解くことで、効率よくインプットとアウトプットをこなせました。勉強時間よりも「継続できる仕組みづくり」がポイントです。


AWS SAAに合格するための勉強ステップ【初心者向け】

「何から始めればいいのかわからない」──AWS SAAを初めて受験する人にとって、最初の一歩はとても不安です。特にクラウドやインフラに馴染みがない方にとって、専門用語が並ぶ教材を見るだけで挫折しそうになることもあるでしょう。ここでは、初心者でも迷わず進められるように、筆者が実践して効果を感じた勉強ステップを4つの段階に分けて紹介します。


STEP1:Udemyで基礎知識を身につける【受動学習】

最初はUdemyなどの動画教材で、AWSのサービスやアーキテクチャの“理論”をしっかりインプットするのが効率的です。

初心者がいきなりハンズオンに取り組むと「なぜこの操作をしているのか」がわからず、学習効果を得られにくいです。まずは概念とサービスの概要を体系的に理解することが重要です。

筆者が使用したのは以下のUdemy講座です。

【ベストセラー完全日本語化】AWS 認定ソリューションアーキテクト アソシエイト SAA-C03 対応 icon

この講座はハンズオンと理論解説の両方を含みますが、筆者は最初にハンズオン部分をスキップし、理論パートのみを一通り受講しました。

これにより、各AWSサービスの役割や設計思想を先に理解でき、その後の問題演習やハンズオンの効率が飛躍的に向上しました。最初に全体を“聞いて理解する”ことで、SAAの出題範囲を俯瞰できるようになったのです。


STEP2:ping-tで知識を定着させる【アウトプット演習】

動画学習で得た知識をping-tでアウトプットすることで、理解が確実に定着します。

人はインプットだけでは知識を長期記憶に残せません。演習問題で間違えながら学ぶことで、記憶に定着しやすくなります。

ping-tは無料で使えるWEB問題集サイトで、AWS SAA試験問題も公開されています。問題ごとに詳しい解説と参考リンクがついており、初学者でも深く理解しながら学べる設計です。筆者もping-tを2周し、「お気に入り」機能で間違えた問題を重点的に復習することで、効率よく弱点をつぶすことができました。


STEP3:余裕が出てきたらハンズオン【実践理解】

理論を一通り学んだあとにハンズオンを実施することで、「操作の意味」が明確になり、実務にもつながる実践的なスキルが身につきました。

基礎知識がない状態でハンズオンを行うと、単なる作業で終わってしまいがちです。しかし、サービスの構成や役割を理解した状態で取り組むことで、実際のシステム設計や運用に必要な思考力や操作感覚が身につきます。

筆者はSTEP1で理論学習を一巡させた後、改めて「【ベストセラー完全日本語化】AWS SAA講座(Stephane Maarek & 松本真司)」のハンズオンパートに取り組みました。前提知識があることで、構築手順の意味や設計の意図を俯瞰して理解でき、手を動かしながら「設計→構築→動作確認」という流れを自然に体験できました。

さらに、以下のようなAWS公式のハンズオンコンテンツにも挑戦しました。

✅ 実施したAWS公式ハンズオン:

これらのハンズオンでは、実際にAWS環境でのネットワーク分離やセキュリティ設定、スケーラビリティの考え方など、実務でもSAAでも求められる構成の考え方と実装を体験できます。

試験対策としてだけでなく、「仕事でAWSを使うときにどう設計すればいいか?」という視点でも理解が深まり、SAA取得後の実務への橋渡しとしても役立ちました。


STEP4:模試で試験慣れ|本番形式で力試し

試験直前には、本番形式の模擬試験で「時間配分」や「設問の読み方」に慣れておくことが、合格に直結します。

単なる知識の暗記だけではなく、「シナリオに応じたサービスの組み合わせ選定」が問われるのがSAA試験の特徴です。模試を通じて本番に近い問題形式に慣れておくことで、焦らず解答する力がつきます。

おすすめはping-tの「【試験レベル】Well-Architected Frameworkに基づいた設計」カテゴリです。これはSAA本番に近い「ユースケースベースの設問構成」で出題されており、実践的な思考が試されます。ただし、本番よりは文章量も選択肢もやや短めで、難易度は少し易しめです。

そのため、本番により近い演習をしたい方には、Udemyの問題集の活用を強くおすすめします。

講師クーポン【2025年最新】AWS SAA-C03完全攻略問題集|詳細図解付きデータ分析範囲対応版

上記は筆者が作成した問題集です。

本番と同程度の難易度で難化したSAAの内容に対応しており、設問の読解力・選択肢の絞り込みスキルを磨くのに最適です。

さらに、AWS公式が提供する【無料模擬試験(20問)】もSkill Builderで受験できます。

これら3つの模試を使えば、時間配分・形式への慣れ・実力確認がバランスよく行えます。


おすすめの勉強教材4選+補助教材【SAA合格に本当に役立った】

AWS SAA試験対策の教材はたくさんありますが、「どれを選べばいいの?」と迷う方も多いのではないでしょうか。私自身、最初は何が自分に合うのかわからず、試行錯誤しながら教材を選びました。その中で、初心者でも効率的に学べて、実際に合格に直結したと実感できた教材を厳選してご紹介します。どれも自信を持っておすすめできる実践的な教材です。


①【Udemy】ベストセラー講座(Stephane Maarek & 松本真司)

AWS初心者でも挫折せずに学べる“日本語対応のベストセラー講座”で、最初のインプットに最適です。

全講義が日本語で解説されており、初めてAWSに触れる方でも無理なくサービスの仕組みを理解できます。ハンズオンも含まれているため、知識と操作の両方が学べます。

筆者はこの講座をSTEP1とSTEP3に分けて活用しました。初回はハンズオンをスキップして理論パートのみを受講し、全体像を把握。知識がついた段階でハンズオンに取り組むことで、内容の理解がより深まりました。試験に出やすいサービスの設計パターンもカバーされており、SAAの出題傾向に合致した内容になっています。

【ベストセラー完全日本語化】AWS 認定ソリューションアーキテクト アソシエイト SAA-C03 対応 icon

SAAベストセラー日本語化サムネイル

ベストセラー日本語化講座無料部分のスライド

動画教材無料部分紹介

ハンズオンの前に理論学習があり、視覚的な作りこまれたスライドが特徴です。

SAAの出題範囲を網羅的に学習することができます。

定価は27,800円ですが、セール時(月に数回実施)には2,000円程度に割引されるので、セール時の購入をおすすめします。


②【ping-t】無料で使える最強の問題演習サイト

解説が丁寧で、反復学習に最適な無料サイト。アウトプットの基礎固めに必須です。

問題のジャンルが細かく分かれており、間違えた問題やジャンルだけを重点的に復習することが可能。知識が定着するまで何度も解き直せる仕組みになっています。

筆者はping-tを2周以上活用し、特に「お気に入り」機能で間違えた問題を復習。AIによる自動解説もわかりやすく、公式ドキュメントへのリンクもあるため、体系的に深掘り学習ができます。また、模擬試験機能を使って本番形式に慣れることができたのも大きなメリットです。

Ping-tロゴ

③【AWS公式ハンズオン】実務で役立つ構成力が身につく

公式が提供する無料のハンズオン教材は、実務感覚を身につけながら学習できる最強の補助教材です。

AWSの設計・運用に必要な視点を、チュートリアル形式で体験できるため、「試験に合格するだけでなく、その後どう活かすか」までイメージできます。

筆者はSAA対策として、IAM、ネットワーク構成、スケーラブルなアーキテクチャ、CloudFormationによるIaCなど、多数の公式ハンズオンを実施しました。このハンズオンでの学びは、SAAの理解を深めただけでなく、実務への橋渡しとしても非常に役立ちました。

✅ AWS公式ハンズオン(再掲):

これらはSAAの出題分野もカバーされているので実施してよかったと思います。


④【模試教材】ping-t・Udemy・公式で本番力を鍛える

試験直前は「模試教材」を活用し、本番と同じ形式・緊張感で実力を試すことが大切です。

SAA試験は知識の暗記ではなく、ユースケースに合わせたサービス選定が求められます。“試験特有のクセ”に慣れておくことで、当日も落ち着いて解くことができます。

筆者がおすすめする模試教材は以下の3つです:

ping-tは必須として、Udemyは余裕があれば何問かはやっておいた方がいいと思います。公式模試は有料版65問もありますが、高いので、無料版でよいかと思います。


【補助教材】徹底攻略 AWS認定教科書 第3版で辞書的に確認

学習中に出てきた疑問点をすぐに解決したいときは、紙の参考書を“辞書的に使う”のがとても効果的です。

動画やWeb教材は一通りの流れで学ぶのに適していますが、特定のキーワードやサービスの詳細をすぐに確認したいときには不向きです。一方、紙の参考書は目的のページにすばやくアクセスでき、周辺知識まで一緒に見直せる点が大きなメリットだと感じています。

ただし、参考書を使う場合、最新情報に追従するためにping-tやUdemyのようなオンライン教材を併用することをおすすめします。(AWSのようなクラウド技術はアップデートの頻度が高いため)

筆者が使用したのは「(模擬問題付き)徹底攻略 AWS認定 ソリューションアーキテクト − アソシエイト教科書 第3版[SAA-C03]対応」(インプレス刊)です。リンク先で試し読みができます。他にもAWSの参考書は発売されているため、試し読みして自分に合った参考書で問題ないと思います。

ping-tやUdemyで学習している際に、「このサービスってどんな特徴だっけ?」と迷ったとき、索引を活用して該当ページへすぐジャンプし、疑問をその場で解消できました。

さらに、目的の知識だけでなく、その前後の内容や関連項目も自然と目に入るため、知識の補強や体系的な理解の補助にもなりました。目的のページを探しやすい利点があるので、電子版ではなく、紙の本を買うことをおおすすめします。さらに本書は問題集も付属しています。問題集付属の模擬問題を解いて理解が浅かった分野を復習するような使い方もしました。


試験直前・当日の注意点

AWS SAA試験では、試験直前や当日の過ごし方が結果に大きく影響します。知識があっても、本番で緊張して実力が出せなければ悔しい思いをするかもしれません。特にSAA試験は問題文が長く集中力を要するため、コンディション調整や事前準備が非常に重要だと思います。ここでは筆者が実践した「試験直前の過ごし方」と「当日気をつけてよかったこと」を紹介します。


前日は「深追いせず、不安な箇所だけチェック」

試験前日は新しいことには手を出さず、これまで学習した内容の「見直し」に集中するのがベストです。

前日に新しい知識を詰め込もうとすると、焦って混乱する可能性があります。これまで間違えた問題や苦手なサービスを軽く復習する程度が、精神的にも安定します。

筆者は前日の夜に、ping-tのお気に入り問題とUdemyの講義ノートをざっと見直し、「覚えていなかったところ」だけを重点的に確認しました。あとは早めに就寝して、試験に備えて頭をリセット。緊張感を和らげるために、「まあ落ちても経験にはなる」と軽く構えるくらいの心構えで臨みました。


当日は「時間配分と集中力」が勝負のカギ

SAA試験は130分で65問を解く長丁場の試験なので、「集中力の維持」と「時間配分」が合否を左右します。

AWSの試験問題は、選択肢が似ていたり、状況説明が長かったりするため、ペースが乱れるとあっという間に時間が足りなくなります。

筆者は最初の10問で時間をかけすぎてしまい、途中で巻き返す必要が出てきました。そうならないためにも「1問あたり2分以内」と意識しながら進め、分からない問題は一旦フラグをつけて後回しにする方法をおすすめします。見直し時間も含めて最低でも最後に10〜15分は残すように意識するとなお安心です。

また、会場では身分証の確認が2点必要で、持ち物の管理や受付手続きに思ったより時間がかかりました。余裕を持って会場入りすることもお忘れなく。


実務未経験からでもSAAに挑戦する価値はあるのか?

実務経験がなくても、SAAは「クラウドの基礎知識を体系的に理解している証明」として、就職・転職・社内評価のいずれにおいても強力なアピール材料になります。

SAAの試験では、AWSサービス単体の知識だけでなく、設計のベストプラクティス(高可用性・スケーラビリティ・セキュリティ)まで問われます。これらは実務で求められる思考そのものです。未経験でもそれを理解しているということは、即戦力に近い人材として評価されやすくなります。

筆者自身、クラウド未経験の中でSAAに合格しましたが、資格取得後は徐々にAWS関連業務を任せてもらえるようになり、キャリアが一気に広がりました。
また、SAA取得後にDVAやSAPなど他のAWS資格にチャレンジする人も多く、SAAは「最初のステップ」として優秀な資格だと実感しています。

さらに、転職市場でも「SAA保有者」はクラウド人材として一定のスキルを持つと見なされ、ポテンシャルややる気を評価されやすくなります。未経験であることを理由に挑戦をためらうのは、むしろもったいないと思います。

AWS資格は本当に意味があるのか?と気になっている方は、私の実体験をまとめた記事

もぜひ合わせて読んでみてください。未経験からでもSAAきっかけでキャリアを切り開けることを実感いただけると思います。

このように、SAAは「クラウドを本気で学んでいる」という姿勢を示す武器になります。実務がなくても、学習と合格によって“実務につながるチャンス”は広がる可能性がある資格だと思います。


よくある質問

AWSのアカウント作成は勉強前に必要ですか?

はい、ハンズオンを行う場合にはAWSアカウントの作成が必要になります。早めに作っておくと学習のタイミングでスムーズに手を動かせるのでおすすめです。無料枠を使えば費用もほとんどかかりません。リソースを作成していない状態で放置しても料金はかかりません。

英語が苦手でもSAAの勉強や受験はできますか?

AWSの試験は日本語対応されており、学習教材も日本語で充実しています。そのため、英語が苦手な方でも問題なく学習・受験が可能です。試験当日も日本語表示を選択できますので安心してください。

SAAの勉強を始める前にCLF(クラウドプラクティショナー)を取った方がいいですか?

CLFは初心者向けの基礎資格なので、クラウドにまったく触れたことがない人にはおすすめです。ただし、ある程度ITの知識がある方なら、CLFを飛ばしてSAAから学習を始めても問題ありません。

勉強中に理解しづらいAWSサービスが出てきたときはどうすればいい?

ブラックベルト(AWS公式サービス紹介)やAWS公式のハンズオン、YouTubeなどで調べるのが効果的です。難しいサービスでも視覚的に学ぶと理解しやすくなるので、動画や図解付きの情報を活用してみましょう。

ping-tとUdemyはどちらから始めるべきですか?

まずはUdemyなどの動画教材でインプットを行い、その後ping-tでアウトプットする流れがおすすめです。ping-tは問題演習に特化しているため、ある程度知識が定着してから活用すると効率的です。

模擬試験は本番の形式と似ていますか?

教材によって模擬試験のクオリティは異なりますが、Udemyの模擬問題集は本番形式に近く、実践感覚を養うのに適しています。ping-tの模試はやや文章量が少ないので学習初期に使うと良いと思います。(しかしping-tだけで合格する人もいます。)

SAA試験に落ちた場合、すぐに再受験できますか?

はい、AWSのルールでは不合格の場合は14日後から再受験が可能です。ただし、受験料は再度かかります。リベンジの際は間違えた内容をしっかり見直してから臨みましょう。

勉強の進捗管理はどうすればいいですか?

学習計画は「教材ごとの進捗表」や「1日あたりの目標時間」を記録する形で管理するのがおすすめです。NotionやExcelを使ってタスクを可視化すると、モチベーション維持にも役立ちます。

通勤時間などの隙間時間で効率よく勉強できますか?

はい、ping-tのスマホ対応やUdemyのアプリを活用すれば、電車や休憩中などの隙間時間でも効率的に学習できます。復習や軽いアウトプットにはスマホ学習が特に向いています。

AWSの仕様変更が多くて、古い教材を使うのが不安です…

AWSは進化が早いため、教材の更新日を確認することが大切です。Udemyは頻繁にアップデートされるものが多いので、できるだけ最新版対応と記載された教材を選ぶようにしましょう。現行の試験バージョンは SAA-C03なのでこれに対応しているかを確認しましょう。

まとめ:AWS SAAに最短合格するための5つのポイント

  • 未経験者でも100〜150時間の学習時間を確保すれば、正しい方法で3ヶ月以内の合格が十分に狙えます。
  • 最初はUdemy講座で全体像を理解し、ping-tでアウトプット学習へ進むのが効率的です。
  • ハンズオンは基礎知識が定着してから取り組むことで、実務にも応用できる理解が身につきます。
  • 紙の参考書は索引性が高く、不明点をピンポイントで確認できる辞書的な使い方がおすすめです。
  • SAAは未経験でも挑戦する価値が高く、キャリアの第一歩として資格取得を強くおすすめします。

以上です。最後までお読みいただきありがとうございました!

ランキング

ランキングに参加しています。クリックして応援いただけると嬉しいです。
にほんブログ村 IT技術ブログ クラウドコンピューティングへ
にほんブログ村
AWSランキング
AWSランキング

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次