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Googleが提供するクラウドサービス「Google Cloud(GCP)」に上級資格として「Professional Cloud Architect(PCA)」があります。合格するためのおすすめ勉強方法を紹介いたします。
Professional Cloud Architect(PCA)は上級資格のため、Google Cloud未経験者がいきなり取得を目指すと挫折する場合もあるかと思います。
まずは下位資格のAssociate Cloud Engineer(ACE)やCloud Digital Leader(CDL)の取得から目指してみるのもよいかと思います。
エンジニアの方やITスキルに自信がある方はAssociate Cloud Engineer(ACE)がおすすめです。
非エンジニアやITスキルに自信がない方はCloud Digital Leader(CDL)がおすすめです。
Professional Cloud Architectの概要
Googleが提供するクラウドサービス「Google Cloud」の認定試験です。Google CloudはAWSやAzureと並んで使用されるクラウドです。
Google Cloudには複数の認定資格がありますが、Professional Cloud Architect(PCA)は一番上級の資格です。
Google Cloudの資格試験体系とProfessional Cloud Architectの位置付け
Google Cloud資格にはFoundational(初級)レベル、Associate(中級)レベル、Professional(上級)レベルがあります。
Professional Cloud ArchitecはProfessional(上級)に当たる試験です。試験範囲はアーキテクト(設計)です。ベストプラクティス(性能、セキュリティ、コストなど)に沿った設計を身に着けることがゴールとなっています。
Professional Cloud Architects は、組織が Google Cloud 技術を利用できるように支援します。クラウドアーキテクチャと Google Cloud に関する専門的な知識を活かして、ビジネス目標を実現するために、スケーラブルで高可用性を備え、堅牢かつ安全な動的ソリューションを設計、開発、管理します。
https://cloud.google.com/learn/certification/cloud-architect?hl=ja
試験概要
試験名 | Professional Cloud Architect |
試験時間 | 120分 |
出題形式 | 選択問題(複数選択) (ケーススタディを含む) |
問題数 | 50問~60問 |
合格ライン | 非公開(7.5割程度?) 結果通知に点数記載なし |
試験日 | 随時 |
試験場所 |
全国のテストセンター または 試験監督付きオンライン受験 |
受験料 | $200 |
合格発表 | 翌日までにメール |
有効期限 | 2年 |
受験要件 | なし (推奨要件に業界経験が 3 年以上とあるが必須ではない) |
Professional 試験ではケーススタディと呼ばれる、架空の会社をテーマにした問題が出題されます。架空の会社が大切にしている軸をもとに適切な設計を選択する問題です。
例えばコスト VS 耐障害性 といった相反する選択肢から適切な選択を行います。
リンク先のからケーススタディに出題される架空の会社の情報を確認することができます。
■ケーススタディの架空の会社説明↓
試験中に確認できるため、覚える必要はありませんが、事前に目を通しておくと慌てずに済みます。
試験範囲
詳細な試験範囲は公式試験ガイドをご覧ください。
- セクション 1: クラウド ソリューション アーキテクチャの設計と計画
- セクション 2: ソリューション インフラストラクチャの管理とプロビジョニング
- セクション 3: セキュリティとコンプライアンスを考慮した設計
- セクション 4: 技術プロセスやビジネス プロセスの分析と改善
- セクション 5: 実装の管理
- セクション 6: ソリューションおよびオペレーションの信頼性の確保
難易度
Google Cloudの最難関レベルの試験です。
しかしAWSのSAP(ソリューションアーキテクトプロフェッショナル)と比較すると問題文と選択肢の文章量が少なく、解きやすいように感じました。
上級資格だからと言ってそこまで身構える必要はないように思います。他のメジャー資格と比較すると、応用情報技術者試験やAzureのAZ-305(Azure Solutions Architect Expert)あたりと同程度の難易度だと感じました。
結論:上級資格だが、AWSのソリューションアーキテクトプロフェッショナルほどではない
合格ライン
公式からは公表されていません。正答率70~75%程度が合格ラインではないかといわれているようです。
よくある質問
- 資格の有効期限は?更新はどうするの?
-
Professional Cloud Architectの有効期限は2年です。
(Professional資格は2年、Foundation資格とAssociateレベルは3年です。)
資格の更新には再度試験を受ける必要があります。再認定試験は、認定資格が有効期限切れになる 60 日前から受けることができます。
- Google Cloud未経験でも合格できる?
-
IT基礎力があるエンジニア経験者であればGoogle Cloud未経験でも合格可能です。
非エンジニアの方やITに自信のない方は下位資格(CDL、ACE)から挑戦することをおすすめします。
【Google Cloud ACE】Associate Cloud Engineerおすすめ勉強方法と教材紹介 Googleが提供するクラウドサービス「Google Cloud(GCP)」に中級資格として「Associate Cloud Engineer」があります。筆者も合格できたためおすすめ勉強方法を紹介します…【Google Cloud CDL】Cloud Digital Leaderおすすめ勉強方法と教材紹介 Googleが提供するクラウドサービス「Google Cloud(GCP)」に入門資格として「Cloud Digital Leader」があります。筆者も取得したため合格するためのおすすめ勉強方法を紹… - 試験に不合格でも再受験は可能?
-
1 年間に最大 10 回受験できます。試験に不合格となった場合は、再受験まで 14 日以上空ける必要があります。
再受験ポリシーをご確認ください。
Professional Cloud Architect取得のメリット
Professional Cloud Architect(PCA)はアメリカの稼げるIT資格ランキング第1位にもランクインしたことがある資格です。取得することで様々なメリットがあります。
将来性があるGoogle Cloudについて学べる
総務省の統計では2021年時点によると、クラウドを利用している日本企業は全体の70%以上です。Google Cloudはそのクラウドの一角なので非常に将来性があります。
Google Cloudは日本国内だけでなく、世界中で利用されているクラウドプラットフォームなので、幅広い範囲で活用できます。
転職や就職に有利
企業の70%以上が使用しているクラウド技術ですが、圧倒的に技術者が不足しています。
Google Cloudの資格を持っておくとクラウド人材である証明ができるので、転職や就職に非常に有利になります。特にProfessional Cloud Architectは上級資格なので専門性をアピールできます。
収入UPにつながる
米国ではProfessional Cloud Architect保有者の平均年収は2,600万円超です。日本では2,600万円ま難しくとも、年収アップを目指せます。
日本の平均年収は400万円ほどといわれていますが、クラウドエンジニアの仕事の平均年収は約596万円という調査結果もあります。
Professional Cloud Architectは上級資格なのでもっと上を狙えると考えられます。
また、Google Cloudを含むクラウドエンジニアはフリーランスになりやすい職種でもあるため、自己研鑽次第でさらなる収入アップを目指すことができます。(フリーランスは税制面でもかなり有利!)
Professional Cloud Architectのおすすめ勉強方法
試験範囲を網羅的に学習した後に模擬問題を解いて出題形式に慣れておくことをおすすめします。
学習した内容は、OneNoteなどに整理しておくと、隙間時間を有効に活用できるので、いつでも復習できるようにしておくと良いでしょう。
OneNoteなど、PCとスマホで共有できるノートアプリがおすすめです! PCでメモを取り、それをスマホで復習するなど、隙間時間を活用した学習が可能です。
動画教材でProfessional Cloud Architectの試験範囲を網羅的に学習することができます。10時間超の動画で試験範囲を網羅的にじっくり学びます。
Udemyで販売されている模擬問題で80%以上の正答率になるまで問題を解きます。良質な模擬問題なので本番でも同じ問題が出題されることがあります。
間違えた問題は徹底的に見直し、OneNoteなどのノートアプリに書き込んでいくことをおすすめします。
[STEP1]動画教材でProfessional Cloud Architect試験の全体を学習する
UdemyにProfessional Cloud Architectの試験範囲を網羅しているおすすめの動画教材があります。
解説を聞いて理解した個所はOneNoteなどのノートアプリに書き込むと知識が定着するのでお勧めです。
各トピックに練習問題が付属しているので理解度をチェックすることもできます。間違えた問題は解説を熟読し、学んだことはOneNoteなどに書いていきます。そして隙間時間に見直しましょう。
本講座ももちろんスマホ視聴が可能です。通勤通学などの隙間時間を有効に使えます。定価は6,200円ですが、月に数回実施しているセール時には2,000円程度で購入できることがあります。
- 試験範囲の全サービス網羅
- ハンズオン動画+解説
- 各トピックの練習問題
- 100問の本番さながらの予想問題
↓講座のリンクです。リンク先で40分程度のプレビューを無料視聴可能なのでぜひ確認してみてください。(定価:6,200円 セール時参考価格2,000円程度)
Google Cloud認定 Professional Cloud Architect(PCA) トレーニングUdemy動画教材はスマホ視聴もできるので隙間時間の学習にも最適です!
購入後も最新のGoogle Cloudアップデートに合わせて講座の内容が更新されます。
- AWS等、他クラウド経験者の方も「AWSでいうところの〇〇」と言ってくれるので理解しやすい
- スライドが良く練られているので理解しやすい
[STEP2]公式模擬問題で理解度を確認する
Google Cloud公式で20問の無料模擬問題があります。まずはこれに取り組みましょう。
リンク先の「模擬試験を受ける」から取り組むことができます。
何度でも無料で受験可能です。慣れるまで繰り返し解いてみましょう。
[STEP3]WEB模擬問題集で正答率80%以上を目指す
出題形式に慣れておくためにも繰り返し模擬問題を解いておきましょう。安定して80%以上の正答率を出せるようになれば本番試験の受験を考えてもよいかと思います。
【最短攻略】Google Cloud 認定 Professional Cloud Architect 模擬問題集[2,400円]
Udemyで販売されている、”本番試験と同じ問題が収録されている”と噂のWEB模擬問題集を紹介します。
2,400円と比較的安価です。(元が安いのでUdemyセール時でもそこまで値段は変わりません。)
解説も充実しています。 Professional Cloud Architect 試験の合格を目指している方は本WEB問題集を覚えてしまうレベルで解くのもおすすめです。
↓WEB問題集のリンクです。
【最短攻略】Google Cloud 認定 Professional Cloud Architect 模擬問題集↓本模擬問題集のレビュー
これだけで合格!Google Cloud Associate Cloud Engineer模擬試験問題集(4回200問)[7,600円→セール時2,000円程度]
さらに追加で模擬問題を解きたい方にはこちらのWEB問題集もおすすめです。本WEB問題集も解説が充実しており試験対策におすすめです。
定価7,600円、セール時参考価格:2,000円です。
これだけで合格!Google Cloud Associate Cloud Engineer模擬試験問題集(4回200問)まとめ
【Associate Cloud Engineer試験の概要】
- Google Cloudの上位資格である。
- ケーススタディが出題される。
- Google Cloud未経験者が直接取得を目指すのは難しい。下位資格のACEやCDLなどの下位資格の取得を先に試みるのがおすすめ。
- PCA取得のメリットとして、Google Cloudの将来性の高さ、転職や就職に有利、収入UPにつながることがある。
【おすすめの勉強方法】
- 動画教材で試験範囲全体を網羅的に学習
- 公式模擬問題で実力チェック
- 公式模擬問題や追加の模擬問題を解き、80%以上正答できるように仕上げる
それぞれのステップでの教材は以下の通りです。
試験範囲が完全網羅されている動画教材。試験範囲を最初に学習するのにおすすめ!
(定価:6,200円 セール時参考価格2,000円程度)
Google Cloud認定 Professional Cloud Architect(PCA) トレーニング公式模擬問題で実力をチェックします。
以下の模擬問題を解くのがおすすめ。本番試験でも似たような問題が出題されます。
1.[170問]定価2,400円
【最短攻略】Google Cloud 認定 Professional Cloud Architect 模擬問題集2.[200問]定価7,600円、セール時参考価格:2,000円
これだけで合格!Google Cloud Associate Cloud Engineer模擬試験問題集(4回200問)以上です。Google Cloud学習の参考になればうれしいです!
システムエンジニア
AWSを中心としたクラウド案件に携わっています。
IoTシステムのバックエンド開発、Datadogを用いた監視開発など経験があります。
IT資格マニアでいろいろ取得しています。
AWS認定:SAP, DOP, SAA, DVA, SOA, CLF
Azure認定:AZ-104, AZ-300
ITIL Foundation
Oracle Master Bronze (DBA)
Oracle Master Silver (SQL)
Oracle Java Silver SE
■略歴
理系の大学院を卒業
IT企業に就職
AWSのシステム導入のプロジェクトを担当