Azureを含むMicrosoft認定試験では様々な形式での出題があります。本記事ではその出題形式を詳しく説明します(2026年9月時点の公式情報に合わせて更新しています)。
はじめに 各認定試験の出題形式
Azure認定資格の試験では、公式には具体的な出題形式が公開されていません。これは、試験のセキュリティを保護し、資格の価値を維持するための措置です。公式サイトには次のように記載されています。
「試験のセキュリティと認定資格の価値を保護するために、特定の試験形式や質問の種類を試験前に特定することはありません」
https://learn.microsoft.com/ja-jp/credentials/support/exam-duration-exam-experience#question-types-on-exams
とはいえ、試験時間からある程度の推測をすることが可能です。公式サイトに掲載されている情報を基に、試験の形式を推測するためのヒントを以下にまとめました。
| 試験の種類 | 試験時間* | 着席時間* |
|---|---|---|
| 基礎試験 | 45 分 | 65 分 |
| ラボを使用しない、アソシエイトとエキスパートのロールベース試験** | 100 分 | 120 分 |
| ラボを含む可能性のある、アソシエイトとエキスパートのロールベース試験** | 120 分 | 140 分 |
| マイクロソフト オフィス スペシャリスト (MOS) 試験 | 50 分 | 約 60 分 |
- 試験時間:問題を解くための時間
- 着席時間:試験時間に加えて、同意書の入力や試験後のアンケート回答などを含む時間
なお、問題数は試験ごとに変わるため公式には公開されていませんが、「ほとんどの Microsoft 認定試験には通常 40〜60 問が含まれる」と案内されています。
この表からも分かるように、試験の種類によって試験時間が異なります。ラボ試験が含まれる可能性がある試験は、試験時間が長めに設定されています。逆に、短い試験時間の試験はラボ試験を含まないことが推測できます。
たとえば、ラボ試験を含む可能性があるアソシエイトやエキスパートレベルの試験では、120分の試験時間が設けられています。これに対して、ラボ試験を含まない試験では、試験時間が100分となっています。

このように試験時間を確認することで、どのような形式の試験が行われるかをある程度予測することができます。Azure認定試験に挑戦する際は、試験時間を参考にして対策を立ててください。
出題形式の紹介
Microsoftの公式HPを参考に、実際の認定試験で出題される出題形式を紹介します。
各形式のデモ動画(実際の画面/リストの作成/事例/ドラッグ アンド ドロップ/ホットエリア/複数の選択/ラボ/マークレビュー/レビュースクリーン/ナビゲーションとタイマー の10本)は、以下の公式ページ「試験での設問の種類」で視聴できます。また、公式の「試験サンドボックス」(https://aka.ms/examdemo)では、実際の試験画面と同じUIで各設問形式を事前に体験できます。
選択問題(単一、複数)
全ての認定試験で導入されている出題形式です。チェックボックスの形は単一選択の場合は〇、複数選択の場合は□になっています。
リストの作成(並べ替え)
マウスを使ってドラッグで並べ替えを行います。
ドラッグ アンド ドロップ(穴埋め)
マウスを使って穴埋めのようにドラッグ アンド ドロップをしていきます。
ホットエリア(画面のクリック)
スクリーンショットやグラフが表示されます。適切な箇所をクリックする問題です。
事例(ケーススタディ)
架空の会社を題材にしたケーススタディです。それぞれの問題は独立しており別々に採点されます。中身は選択問題です。複数のタブがあり、環境や要件が書かれているので必要な情報を確認して回答していきます。
一度ケーススタディの設問から離れると、戻って見直しができなくなります。注意してください。
ラボ(実施の有無は試験開始時に確認)
ラボは、AzureポータルやCLIから実際に操作を行うハンズオン形式の設問です。設問に沿って環境を構築・設定する実践的な内容で、ラボを含む可能性のある試験は他の試験と比較して20分長い試験時間(120分)が設定されています。
Microsoftはラボを含む試験の一覧を公開していません。ラボはAzureの障害や帯域幅の問題などによりいつでも取り下げられる可能性があるためです。ラボの有無は、試験開始時に表示される概要ページで確認してください(2026年9月時点の公式記述。過去に「ラボは廃止」と紹介されることもありましたが、公式にはそのような記載はありません)。
ラボがある試験では、Azureポータルなどの管理ポータルへのサインインに多要素認証(MFA)が必要です。試験環境にはデスクトップ用の認証アプリ(Contoso Authenticator)が用意されており、スマートフォンがなくても画面上のQRコードを読み取ってワンタイムコードを取得できます。詳しい手順はラボ内に案内が表示されるほか、以下の公式ページ「認定試験ラボと応用スキル評価ラボ認証アプリ」にも掲載されています。
注意:Azure認定試験の見直し方法について
Azure認定試験では、複数のセクションに分かれて問題が出題されます。回答の見直しは各セクションごとに行う必要があります。次のセクションに進むと、前のセクションに戻って見直したり、回答を修正したりすることができないことに注意が必要です。
この特性を理解して、各セクションを終了する前に回答を見直してください。試験時間が限られるため、各セクションでどの程度見直すかは難しいところです。
セクション内で見直しを行うためのレビュースクリーンの操作は、上記公式ページのデモ動画「レビュースクリーン」「マークレビュー」で確認できます。
試験中の予定外の休憩について
Microsoft Office Specialist (MOS) 試験を除くすべての試験で、事前申請なしに試験中に休憩を取ることができます。ただし、見直しの制約と密接に関係するため、以下の点に注意してください。
- 休憩用の5分があらかじめ試験時間に組み込まれています(その分、問題数が減らされています)。
- 休憩は何回でも・何分でも取れますが、休憩中も試験の時計は止まりません。休憩中に時間切れになった場合は、それまでの回答で採点されます。
- 休憩を開始すると、休憩前に表示した問題には戻れません(未回答や見直しマーク付きでも同様)。休憩前に必ず見直しを済ませてください。
- ラボの途中、および「問題解決の設問セット」(解決策が示され、それで問題が解決するかを問う一連の設問)の途中では休憩できません。ケーススタディの途中では休憩できますが、同様に前の問題には戻れません。
- 休憩は左側ナビゲーションの「休憩を取る」アイコンから開始します。試験UIを通さずに席を離れると試験が無効になります。休憩中に許可されていない資料を参照すると試験は取り消されます。
まとめ
-
主な出題形式:
- 選択問題(単一・複数): 全試験で導入。
- リストの作成(並べ替え): 順番を並べ替える問題。
- ドラッグ アンド ドロップ(穴埋め): ドラッグで穴埋めをする問題。
- ホットエリア: 画像上の特定の箇所をクリックする問題。
- 事例(ケーススタディ): 架空の会社を題材にしたケーススタディ形式。
- ラボ: Azureポータル等を実際に操作するハンズオン形式(含む可能性のある試験は120分)。
- ラボ: ラボを含む試験の一覧は公開されておらず、有無は試験開始時の概要ページで確認する。ラボがある場合は認証アプリ(Contoso Authenticator)でMFAを行う。
- 予定外の休憩: MOS以外の全試験で取得可能(5分が試験時間に組み込み済み)。時計は止まらず、休憩前に表示した問題には戻れない。
- 見直しの注意点: 各セクションごとに見直しが必要で、一度進むと前のセクションに戻れないため、慎重に見直すことが重要。
以上です。
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システムエンジニア
AWSを中心としたクラウド案件に携わっています。
IoTシステムのバックエンド開発、Datadogを用いた監視開発など経験があります。
IT資格マニアでいろいろ取得しています。
AWS認定:SCS, ANS, AIP, SAP, DOP, SAA, DVA, SOA, CLF
Azure認定:AZ-104, AZ-300
ITIL Foundation
Oracle Master Bronze (DBA)
Oracle Master Silver (SQL)
Oracle Java Silver SE
■略歴
理系の大学院を卒業
IT企業に就職
AWSのシステム導入のプロジェクトを担当
