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Microsoft社が提供するクラウドサービス「Azure」に関する資格試験でSC-900があります。おすすめ試験対策と教材の紹介をします。
SC-900の概要
Azure資格にはファンダメンタルズ(基礎)、アソシエイツ(中級)、エキスパート(上級)の難易度があります。SC-900はセキュリティ分野のファンダメンタルズ(基礎)に当たる一番簡単な試験です。
浅く広くの出題です。
資格名 | Security, Compliance, and Identity Fundamentals |
試験名 | SC-900 |
試験時間 | 45分 |
出題形式 | 選択問題 |
問題数 | 40~50問前後 |
合格ライン | 700点/1000点 |
試験日 | 随時 |
試験場所 |
全国のピアソンテストセンター または 試験監督付きオンライン受験 |
受験料 | 12,500円 ※為替等により変動の可能性あり 公式HPを確認してください |
合格発表 | 受験後即時画面表示 |
有効期限 | 無し(永久に有効) |
受験要件 | 無し |
特記事項 | SC-900では試験中のMS Learnアクセスは不可です。 (上位のロールベース試験は可) |
出題範囲は以下となっています。Azure で提供されているセキュリティ関連サービスに加えてセキュリティやコンプライアンスなどに関する一般的な知識も問われます。※最新情報はMicrosoft社のSC-900試験ガイドよりご確認ください。
- セキュリティ、コンプライアンス、ID の概念について説明する (10 – 15%)
- Microsoft Entra の機能について説明する (25–30%)
- Microsoft セキュリティ ソリューションの機能について説明する (35–40%)
- Microsoft コンプライアンス ソリューションの機能について説明する (20–25%)
Microsoft社が難易度の目安を提示してくれています。(以下の経験がないと受験資格がないというわけではありません。)
初級:前提無し
中級:6ヶ月以上のAzure経験
上級:2年以上のAzure経験
以下、公式練習問題より2問抜粋しました。正解を確認する場合▼を押下してください。
一般的なクラウドに関するセキュリティに関する問も出題されます。
共有セキュリティ モデルでは、サービスとしてのインフラストラクチャ (IaaS) 仮想マシンをホストする際に、顧客が保持する責任はどれですか?
A. オペレーティング システム
B. 物理ホスト
C. 物理ネットワーク
D. 物理データセンター
正解:A
顧客は仮想マシンのオペレーティング システムを管理する必要がある。 クラウド プロバイダーは、物理ホスト、ネットワーク、データセンターを管理します。
もちろん、Azureのセキュリティ関連サービスに関する出題もあります。
Active Directory Domain Services (AD DS) とは何ですか?
A. モバイル デバイスをサポートする
B. サービスとしてのソフトウェア (SaaS) アプリケーションをサポートする
C. ユーザーごとに 1 つの ID を使用してオンプレミス システムを管理する
D. 最新の認証方法を必要とする基幹業務 (LOB) アプリを管理する
正解:C
AD DS を使用すると、ユーザーごとに 1 つの ID を使用して、複数のオンプレミスのインフラストラクチャ コンポーネントおよびシステムを管理できます。 AD DS は、先進認証方式を必要とするモバイル デバイス、SaaS アプリケーション、LOB アプリをいずれもネイティブではサポートしていません。
ディレクトリ サービスと Active Directory の概念について説明する – トレーニング | Microsoft Learn
SC-900 試験マイナーアップデート情報
SC-900は2024年4月25日にマイナーアップデートがありました。試験範囲の一部であったMicrosoft 365 Defenderに関する出題が、Microsoft Defender XDRに変更されました。古い参考書などを読む際は注意してください。
参考:試験 SC-900: Microsoft セキュリティ、コンプライアンス、ID の基礎の学習ガイド
- Microsoft 365 Defender: Microsoft 365アプリケーションとデバイスに特化したセキュリティソリューション
- Microsoft Defender XDR: エンドポイント、クラウド、ネットワークなど、広範囲にわたる脅威を統合的に検出し、対応するためのセキュリティソリューション
SC-900勉強方法と教材
無料で使えるMS-LearnとUdemy教材がおすすめです。また、SC-900に関しては参考書も発売されています。
- 30日以内であれば返金可能(気軽に始められる)
- 教材購入後もコンテンツがアップデートされる(頻繁にアップデートされるクラウド学習に最適)
- 不明点を講師に質問可能
- スマホでも視聴可能(隙間時間の活用)
- 月に数回(2~3回)実施するセールでは数万円のコースも2,000円程度に割引される(安価!)
教材 | 特徴 | 価格 |
---|---|---|
MS-Learn | 出題サービスの説明と知識チェックを受講可能。 1周は実施することをおすすめします。 体系的に学べる 日本語がわかりにくく頭に入ってこないことがある |
無料 |
MS公式練習問題 | 50問の公式無料練習問題 全問正解できるまで繰り返すことをおすすめします。 本番試験のレベル感を知ることができる |
無料 |
参考書(2冊) |
SC-900 テキスト&問題集(2024/7/9新発売) どちらかというと内容がコンパクトにまとめられている。(短時間学習向き) 試験範囲の網羅的解説 各章末に練習問題付属 巻末に模擬試験付属 |
2,500円 |
SC-900 教科書+問題集 どちらかというと問題集が充実している(じっくり学習向き) 試験範囲の網羅的解説 練習問題付属(合計89問) 模擬試験付属(合計2回分) |
3,300円 | |
Udemy動画教材+確認問題解説動画付きセット (日本語音声) SC-900合格講座 概念を具体的に理解して、セキュリティやコンプライアンスに対する知識を深めよう |
動画教材+確認問題付き SC-900を体系的に学べる初心者向けの動画教材です。確認問題と解説動画も付属しています。 試験範囲を網羅している 抽象的な概念をわかりやすい例えで学べる 試験と実務両方を意識した講座になっている |
定価:2,600円 セール時参考価格:1,600円 |
UdemyWEB問題集(日本語) SC-900: Microsoft セキュリティ、コンプライアンス、ID の基礎 模擬問題集 |
日本語模擬問題(168問) SC-900のWEB問題集です。解答と解説が付属しています。 全ての出題範囲をカバーしている 解答と丁寧な解説が付属している よく似た問題が出題されており、的中率が高い |
定価:2,600円 セール時参考価格:1,600円 |
UdemyWEB問題集(英語) SC-900: Microsoft Security, Compliance, and Identity Exam |
英語模擬問題(200問) さらに多くの模擬問題を解きたい方は英語の問題集を自動翻訳して解くことをおすすめします。Udemyで最高評価を獲得している模擬問題です。 自動翻訳を使用することで日本語受験可能 本番試験の不自然な日本語に慣れることができる SC-900の教材で最高評価 |
定価:2,600円 セール時参考価格:1,600円 |
MS-Learn (おすすめ度:3)
Microsoft Learn(MS Learn)はMicrosoft社が提供する学習コンテンツです。すべて無料で使えます。
試験範囲の解説の確認と知識チェックテストを行うことができます。気になるサービスがある場合、探せばハンズオン講座がある場合もあります。ハンズオンでは無料で使用できるラボ環境が使えます。
サービスの解説はWEBベースで観覧します。日本語がおかしいところが多いので、なかなか頭に入ってこないのが難点ですが無料なので1周は実施することをおすすめします。
↓MS-LearnのSC-900向けカリキュラムです。約7時間で完了できます。
MS公式練習問題 (おすすめ度:4)
無料の練習用評価を利用できます。全50問で何度も受験することができます。筆者は初めに力試しに解いて、その後全問正解できるまで繰り返しました。
間違えた問題はMS-Learnで学びなおしたり、公式ドキュメントを確認したり、後述のUdemy動画を見返して不明点を理解していくことをおすすめします。
参考書(2冊)(おすすめ度:4)
SC-900の問題集は2冊発売されています。書籍は最新情報の取り込みが苦手なためおすすめ度は4としています。
参考書で学習する際はMicrosoft製品やAzureサービスの名前の変更に注意してください。Azure ADがMicrosoft Entra IDに名称変更されたりと、そこそこ頻繁に名前が変わります。(UdemyなどのWEBベースの教材はこのあたりの変更が早めに取り込まれます。)学習の際は公式ドキュメントなどを併せて確認するようにしてください。
SC-900 テキスト&問題集
2024/7/9(記事執筆時点より未来日)に発売されるテキスト+問題集です。
本書はAzure初心者にも最適な教材です。発売日が新しく、最新の試験範囲に対応しており、各章に練習問題が付属しているので知識の定着が図れる構成となっています。
- 最新の試験範囲に対応:発売日が新しく、最新の試験範囲に対応
- 充実した問題集:各章の練習問題+巻末の模擬問題
- わかりやすい説明:初心者にも理解しやすい
- 短期間での学習に適している:要点が簡潔にまとめられており、短期間での学習に適している
SC-900 教科書+問題集
こちらは2024/1/16に発売された参考書です。
本書は実際の試験と非常に類似した練習問題や模擬試験が収録されており、効率的な学習をサポートします。豊富な図解と分かりやすい説明が特徴で、基礎知識からしっかりと学習できます。
- 試験対策に特化:問題が充実しており、解説も試験対策に特化している。
- 実用的な練習問題と模擬試験:各章の練習問題や模擬試験の内容が実際の試験と非常に類似しているため、実践的な学習が可能
- わかりやすい解説:図表が豊富で初心者にも理解しやすい構成になっている。
Udemy動画教材 日本語(おすすめ度:5)
本講座は、クラウドセキュリティの基礎とAzureセキュリティ関連サービスの基本を学び、SC-900試験合格を目指す方に最適なコースです。4.5時間の動画教材と確認問題とその解説も付属しています。
SC-900合格講座 概念を具体的に理解して、セキュリティやコンプライアンスに対する知識を深めようクラウドセキュリティの基礎からAzureの主要なセキュリティサービスまで網羅しています。
Udemy動画教材の使い方について、画面を交えて詳しく説明しています。ぜひ以下の記事をご覧ください。
記事の内容:
- Udemy動画教材の便利な機能紹介: 再生速度調整、トランスクリプト表示、字幕対応などの機能
- スマホ機能の紹介: コースのダウンロード機能やバックグラウンド再生
- QA方法紹介: 講師への質問方法
SC-900は、抽象的な概念が多く、理解しづらいという難点がありますが、本講座では概念を具体的な言葉で説明し、イメージがわきやすいような工夫されています。
- 具体的解説: SC-900にありがちな抽象的な概念を具体的に解説
- 認定試験対応: SC-900試験範囲の網羅的かつ詳細な解説
- 確認問題解説付き: 確認問題を動画で解説
↓講座のリンクです。リンク先で30分程度のプレビューを無料視聴可能なのでぜひ確認してみてください。(定価:2,600円 セール時参考価格1,600円程度)
SC-900合格講座 概念を具体的に理解して、セキュリティやコンプライアンスに対する知識を深めようUdemyWEB問題集(日本語)(おすすめ度:5)
出題形式に慣れておくためにも繰り返し模擬問題を解いておくことがおすすめです。Udemyで日本語のSC-900模擬問題集が発売されています。
Azure認定試験SC-900に合格したい方には、この模擬試験問題集を強くお勧めします。実際の試験に近い問題が多く、繰り返し解くことで短期間で効率的に合格を目指せます。解説も丁寧で、Microsoft Learnや動画教材と併用することで知識を深め合格を目指すことができます。
Udemy問題集の使い方について、実際の画面を交えて詳しく説明しています。ぜひ以下の記事をご覧ください。
記事の内容:
- 【神アップデート!】解答を都度確認する方法を解説。
- Udemyの問題集をPCやスマートフォンで効果的に活用する方法を解説。
- ブラウザ翻訳機能を使い英語問題集を日本語に翻訳する手順を紹介。
- 問題演習画面の操作方法や解答確認の仕方を詳しく説明。
- 講師への質問方法を説明。
- 全ての出題範囲をカバーしている
- 解答と丁寧な解説が付属している
- よく似た問題が出題されており、的中率が高い
168問で定価2,600円です。セール時には1,600円程度になることがあります。
SC-900: Microsoft セキュリティ、コンプライアンス、ID の基礎 模擬問題集UdemyWEB問題集(英語)(おすすめ度:5)
英語のWEB問題集ですが、Google自動翻訳を用いることで日本語で利用できます。
本試験も機械翻訳したような日本語で出題されるため、翻訳で特に違和感は感じません。2024/6時点ではUdemyで最高評価のSC-900の問題集となっています。
翻訳方法は右クリック→日本語に翻訳でできます。(Chromeでの方法となります。)
以下、英語のサンプル問題を自動翻訳したものです。(十分意味が理解できると思いますが、場合によっては翻訳前の英語も見ておくと理解しやすい場合もあります。)
Which security model uses a layered approach to security, providing mechanisms to stop a breach at the perimeter of each layer?
- defense in depth
- Payment Card Industry Data Security Standards (PCI DSS) compliance
- shared responsibility
- Zero Trust
↓自動翻訳
どのセキュリティ モデルがセキュリティに対して階層化アプローチを使用し、各レイヤーの境界で侵害を阻止するメカニズムを提供しますか?
- 多層防御
- ペイメントカード業界データセキュリティ基準(PCI DSS)準拠
- 共有責任
- ゼロトラスト
ちなみに上記の問題の答えは1. 多層防御です。
- 自動翻訳を使用することで日本語受験可能
- 本番試験の不自然な日本語に慣れることができる
- SC-900の教材で最高評価
200問で定価2,600円です。セール時には1,600円程度になることがあります。
SC-900: Microsoft Security, Compliance, and Identity Examまとめ
試験について
- SC-900はAzureの基礎資格で、セキュリティ、コンプライアンス、アイデンティティに関する内容です。
- 試験範囲は4つの主要分野があります。(セキュリティ、コンプライアンス、IDの概念、Microsoft Entra、Microsoftセキュリティ/コンプライアンスソリューション)
- 試験は随時受験可能で、有効期限はなく、永久に有効です。
-
2024年4月25日に試験内容が一部更新されました。
- Microsoft 365 Defenderに関する出題が、Microsoft Defender XDRに変更
勉強方法と教材
MS-Learn、MS公式練習問題、Udemyの教材がおすすめです。SC-900は試験対策参考書も発売されています。
教材 | 特徴 | 価格 |
---|---|---|
MS-Learn | 出題サービスの説明と知識チェックを受講可能。 1周は実施することをおすすめします。 体系的に学べる 日本語がわかりにくく頭に入ってこないことがある |
無料 |
MS公式練習問題 | 50問の公式無料練習問題 全問正解できるまで繰り返すことをおすすめします。 本番試験のレベル感を知ることができる |
無料 |
参考書(2冊) |
SC-900 テキスト&問題集(2024/7/9新発売) どちらかというと内容がコンパクトにまとめられている。(短時間学習向き) 試験範囲の網羅的解説 各章末に練習問題付属 巻末に模擬試験付属 |
2,500円 |
SC-900 教科書+問題集 どちらかというと問題集が充実している(じっくり学習向き) 試験範囲の網羅的解説 練習問題付属(合計89問) 模擬試験付属(合計2回分) |
3,300円 | |
Udemy動画教材+確認問題解説動画付きセット (日本語音声) SC-900合格講座 概念を具体的に理解して、セキュリティやコンプライアンスに対する知識を深めよう |
動画教材+確認問題付き SC-900を体系的に学べる初心者向けの動画教材です。確認問題と解説動画も付属しています。 試験範囲を網羅している 抽象的な概念をわかりやすい例えで学べる 試験と実務両方を意識した講座になっている |
定価:2,600円 セール時参考価格:1,600円 |
UdemyWEB問題集(日本語) SC-900: Microsoft セキュリティ、コンプライアンス、ID の基礎 模擬問題集 |
日本語模擬問題(168問) SC-900のWEB問題集です。解答と解説が付属しています。 全ての出題範囲をカバーしている 解答と丁寧な解説が付属している よく似た問題が出題されており、的中率が高い |
定価:2,600円 セール時参考価格:1,600円 |
UdemyWEB問題集(英語) SC-900: Microsoft Security, Compliance, and Identity Exam |
英語模擬問題(200問) さらに多くの模擬問題を解きたい方は英語の問題集を自動翻訳して解くことをおすすめします。Udemyで最高評価を獲得している模擬問題です。 自動翻訳を使用することで日本語受験可能 本番試験の不自然な日本語に慣れることができる SC-900の教材で最高評価 |
定価:2,600円 セール時参考価格:1,600円 |
以上です。最後までお読みいただきありがとうございました!
システムエンジニア
AWSを中心としたクラウド案件に携わっています。
IoTシステムのバックエンド開発、Datadogを用いた監視開発など経験があります。
IT資格マニアでいろいろ取得しています。
AWS認定:SAP, DOP, SAA, DVA, SOA, CLF
Azure認定:AZ-104, AZ-300
ITIL Foundation
Oracle Master Bronze (DBA)
Oracle Master Silver (SQL)
Oracle Java Silver SE
■略歴
理系の大学院を卒業
IT企業に就職
AWSのシステム導入のプロジェクトを担当