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【SCS-C02】AWS Security Specialtyおすすめ勉強方法(合格体験)

AWS SCSおすすめ勉強方法アイキャッチ

当ブログにはPRを含みます。

AWS認定試験にSCS(Security – Specialty:セキュリティスペシャリティ)があります。筆者も合格したのでレポートしていきます。

2023/7にSCS-C01からSCS-C02にアップデートされました。
試験範囲として「第 6 分野: 管理とセキュリティガバナンス」が追加されました。それ以外は細かな配分が変更されていますが、基本的には同じです。
SCS-C01の学習教材は引き続き使用できますが、第6分野の知識は補っておくと良いでしょう。

筆者の受験前のスペック
  • ソリューションアーキテクトアソシエイト(SAA)、ソリューションアーキテクトプロフェッショナル(SAP)を取得済
  • サラリーマンエンジニアとしてAWS経験2年ほど
筆者の全身写真

この記事を書いた人

管理人:syo

サラリーマンエンジニア約9年
新卒で入社した大手システム会社でリモートワーク、年収800万円に到達
AWS関連プロジェクトのインフラエンジニア&プロジェクトマネージャーを担当。
IT資格
AWS:プロフェッショナルレベル2冠・アソシエイトレベル3冠・CLF・ペシャリティ資格(SAP, DOP, SAA, SOA, DVA, SCS, DBS, MLS, ANS, PAS)
Azure:AZ-305・AZ-104・AZ-900
その他:基本情報、JAVASE Silver、オラクルマスターブロンズ(DBA)、Silver SQL、ITIL Foundation
、LinuC

目次

AWS Certified Security – Specialty(SCS)の概要

Amazon(AWS)社が提供するクラウド「AWS」の認定資格試験です。格付けとしてはSPECIALTY(専門知識)に該当します。

AWS資格試験体系とSCSの位置付け

AWS資格試験体系とSCSの位置付け説明

図の通り、レベルと分野で分かれています。

筆者の体験難易度では以下のように感じました。

FOUNDATIONAL(基礎)<ASSOCIATE(中級)<SPECIALTY(専門)<上級(PROFESSIONAL)

(今のところ、他ベンダークラウド試験でもソリューションアーキテクトプロフェッショナル以上の難易度は経験していません。)

専門分野知識の試験はいくつかありますが、SCSはセキュリティが出題範囲です。

資格名 概要 難易度(筆者体感)
ANS ネットワーク分野の専門知識試験。 難しい。(SAPほどではない)
DBS データベース分野の専門知識試験。 易しめ。
PAS ERPパッケージ「SAP」の専門知識試験。
SAPの知識も必要。
普通。
MLS 機械学習分野の専門知識試験。 普通。
SCS セキュリティ分野の専門知識試験。 易しめ。
DAS ※2024/4廃止予定 データ分析分野の専門知識試験。
2024/4に廃止が予定されている。
普通。

試験概要

資格名 AWS Certified Security – Specialty(AWS 認定セキュリティ – 専門知識)
試験名 SCS-C02
試験時間 170分
出題形式 選択問題(単一選択/複数選択)
問題数 65問
合格ライン 750点/1000点
試験日 随時
試験場所 全国のピアソンテストセンター
または
試験監督付きオンライン受験
受験料 30,000円
※2024/4より40,000円に変更されます。理由は為替相場の反映です。
合格発表 5営業日以内にメールで通知(筆者は受験後1時間ほどでメールが来ました)
有効期限 3年
受験要件 なし
(受験対象に”設計と実装で 5 年、セキュリティ保護に関する実務経験が 2 年以上”とあるが、必須ではない。)

出題範囲

詳細な試験範囲は公式試験ガイドをご覧ください。当然ながら、セキュリティ関連サービスが中心です。

試験範囲
  • 第 1 分野: 脅威検出とインシデント対応 (採点対象コンテンツの 14%)
  • 第 2 分野: セキュリティロギングとモニタリング (採点対象コンテンツの 18%)
  • 第 3 分野: インフラストラクチャのセキュリティ (採点対象コンテンツの 20%)
  • 第 4 分野: Identity and Access Management (採点対象コンテンツの 16%)
  • 第 5 分野: データ保護 (採点対象コンテンツの 18%)
  • 第 6 分野: 管理とセキュリティガバナンス (採点対象コンテンツの 14%)

難易度(例題付き)

専門知識レベルです。

筆者体感としては専門知識の中では易しめに感じました。

アソシエイトレベル以上、プロフェッショナルレベル以下と感じました。

以下、練習問題です。問題文も選択肢もソリューションアーキテクトプロフェッショナルほど複雑ではありません。抑えるべきサービスと用語を理解できていれば正解を選べるレベルかと思います。

解答を確認するには▼を押下してください。

・問題文
EC2インスタンス上にウェブアプリをデプロイして運用しています。発生しうるDDoS攻撃を対策したいと考えています。
アプリケーションを保護するのにどの対策が有効ですか?(2つ選択
・選択肢
A. 悪意のあるIPアドレスのインバウンドを拒否するセキュリティグループをEC2インスタンスにアタッチする。

B. Application Load Balancer(ALB)とAuto Scallingグループを使用して、EC2へのトラフィックを分散させる。

C. EC2インスタンスでInspectorを使用して悪意のあるトラフィックを排除する。

D. CloudFrontとWAFを使用して、悪意のあるトラフィックをEC2インスタンスに到達させないようにする。

E. GuardDutyを有効にして、悪意のあるトラフィックをブロックする。

正解:BとD

簡単な解説:

DDoS対策にはALBとAuto Scallingによる分散が有効です。

CloudFrontのエッジロケーションでの負荷分散とWAFによる悪意のある通信ブロックが有効です。

なお、WAFはEC2には直接アタッチ不可のため、ALBやCloudFrontを挟む必要があります。

セキュリティグループではIPアドレスが特定できないDDoS攻撃には対処不可能です。

InspectorはEC2の脆弱性を調査することはできますが、トラフィックを調査する機能はありません。

GuardDutyは脅威検出ツールであり、DDoSの防御には使用できません。

よくある質問

有効期限はいつまでか?更新はどうすればよい?

有効期限は3年です。

更新する場合、最新バージョンの試験に合格する必要があります。

再認定時の費用は?

前回受験時に半額割引バウチャーが貰えているので半額で受験可能です。

不合格になった場合、再受験は可能?

可能です。

ただし不合格になった日から14日以上あける必要があります。受験回数に制限はありませんが、毎回受験料金を支払う必要があります。

未経験でもSCSに合格は可能?

不可能ではないと思いますが、先に下位資格であるソリューションアーキテクトアソシエイト(SAA)を取得しておくことをおすすめします。

SAAの学習については以下の記事で紹介しています。

AWS Certified Security – Specialty(SCS)取得のメリット

AWSの最優先事項であるセキュリティについて深く学べる

AWSではセキュリティを最優先事項として掲げています。

また、システム開発においてセキュリティは必須条件です。

AWSには数多くのセキュリティ関連サービスがあります。これらのセキュリティ関連サービスを体系的に学べるメリットがあります。

当ブログでもAWSのセキュリティ関連サービスをまとめた記事を書きました。これらのサービスがSCSで学習できます。

AWSセキュリティ関連サービスの例

Organizations, Control Tower,  Security Hub, IAM, Detective, Trusted Advisor, GuardDuty,  GuardDuty
Malware Protection
, Systems Manager, Inspector, WAF, Shield, Config, Macie, KMS, CloudHSM 等…

転職や就職に有利

総務省の統計では2021年時点によると、クラウドを利用している日本企業は全体の70%以上です。AWSはそのクラウドのなかでトップシェアです。

AWSは日本国内だけでなく、世界中で利用されているクラウドプラットフォームなので、幅広い範囲で活用されています。

総務省の統計(日本のクラウド利用企業の推移)

企業の70%以上が使用しているクラウド技術ですが、圧倒的に技術者が不足しています。

AWSの資格を持っておくとクラウド人材である証明ができるので、転職や就職に非常に有利になります。

特にSecurity Specialty(SCS)は上級資格かつ必須知識なので専門性をアピールできます。

また、日本の平均年収は400万円ほどといわれていますが、クラウドエンジニアの仕事の平均年収は約582万円という調査結果もあります。

AWS Certified Security – Specialty(SCS)のおすすめ勉強方法

SCS試験はAWS専門分野試験にしては珍しく日本語の教材がいくつかあります。これらを活用して学習することをおすすめします。

学習教材はUdemyがおすすめです。理由は以下の通りです。

Udemyの教材がおすすめな理由
  • 30日以内であれば返金可能(気軽に始められる
  • 教材購入後もコンテンツがアップデートされる(頻繁にアップデートされるクラウド学習に最適
  • 不明点を講師に質問可能
  • スマホでも視聴可能(隙間時間の活用
  • 月に数回(2~3回)実施するセールでは数万円のコースも2,000円程度に割引される(安価!
STEP

動画教材または参考書でSecurity Specialty(SCS)試験を網羅的に学習します。併用するのもありです。動画教材、参考書ともに練習問題が付属しているので活用しましょう。

STEP

BlackBeltはAWS社が各サービスについて紹介している無料の動画です。通勤中などの隙間時間に聞いているだけでも勉強になります。試験範囲のサービスで理解が浅いものは視聴しておきます。

STEP

試験形式に慣れるために問題を解いておきましょう。UdemyのWEB問題集は買い切りで試験のアップデートにも追従されるのでお勧めです。

余裕をもって8割以上正解できるようになってきたら本番試験の受験を考えてもよいと思います。

[STEP1]試験範囲の全体を学習する(動画教材または参考書)

Security Specialty(SCS)の試験範囲を網羅しているおすすめのUdemy動画教材があります。

Udemy動画教材の使い方を解説

Udemy動画教材の使い方について、画面を交えて詳しく説明しています。ぜひ以下の記事をご覧ください。

記事の内容:

  • Udemy動画教材の便利な機能紹介: 再生速度調整、トランスクリプト表示、字幕対応などの機能
  • スマホ機能の紹介: コースのダウンロード機能やバックグラウンド再生
  • QA方法紹介: 講師への質問方法

各トピックにハンズオンが付属しているので知識の定着が良くなるように構成されています。

本講座はもちろんスマホ視聴が可能です。通勤通学などの隙間時間を有効に使えます。定価は6,200円ですが、月に数回実施しているセール時には2,000円程度で購入できることがあります。

学んだことはOneNoteなどに書いて隙間時間見直す勉強方法がおすすめです。

本動画教材はもともとSCS-C01向けでしたが、SCS-C02アップデートにより補講が追加されています。

SCS動画教材にSCS-C02の補講が追加されている説明
SCS動画教材のアジェンダ
講座の内容
  • 試験範囲の全サービス網羅解説
  • 試験の勘どころの解説
  • ハンズオン動画+解説
  • 50問の本番さながらの予想問題 + 解説
SCS動画教材の特徴を解説

↓講座のリンクです。リンク先で30分程度のプレビューを無料視聴可能なのでぜひ確認してみてください。(定価:6,200円 セール時参考価格2,000円程度

SCS動画教材

AWS認定Specialty – Security(SCS)試験 対策トレーニングコース icon

参考書であれば以下がおすすめです。

参考書はSCS-C01向けなので、SCS-C02で追加された「第 6 分野: 管理とセキュリティガバナンス 」はBlackBeltやホワイトペーパーで補う必要があります。

参考書の内容
  • 試験範囲の全サービス網羅解説
  • 試験の勘どころの解説
  • 練習問題 + 解説

参考価格:3,800円ほどです。リンク先で試し読みも可能です。

参考:第6分野の詳細

第 6 分野: 管理とセキュリティガバナンス

対象知識:

  • マルチアカウント戦略
  • 管理を委任できるマネージドサービス
  • ポリシー定義のガードレール
  • ルートアカウントのベストプラクティス
  • クロスアカウントロール

サービス:

Organizations, Control Tower, Config, CloudFormation, Service Catalog 等。

詳細はSCS-C02試験ガイドを参照してください。

[STEP2]理解が浅いサービスをBlackBeltで理解する

BlackBeltの動画はyoutubeにアップロードされています。

AWSのサービスカット編では各サービスの詳細な説明をしてくれます。20分~60分程度の長さの動画が多いです。

以下のリンクから視聴したいカテゴリーやサービスを選択して視聴できます。理解が浅い分野から優先して視聴していきましょう!

また、SCS-C02から追加された第6分野は重点的に確認しておくことをおすすめします。

第6分野:Organizations, Control Tower, Config, CloudFormation, Service Catalog 等。

↓AWS Control Tower 機能紹介編

[STEP3]模擬問題を解いて試験形式に慣れる

試験対策として、模擬問題を繰り返し解くことが大切です。出題形式に慣れるためにも、繰り返し演習を行い、安定して80%以上の正答率を達成できるようになれば本番試験の受験を考えてもよいと思います。

最初は問題に慣れていないと思うので不正解が続いても問題ありません。間違える過程で解説を読んで知識を蓄積させていきましょう。間違えた際、解説を熟読するのは勿論のこと、再度STEP1とSTEP2のインプット学習に立ち返ることが大切だと思います。

注意すべき点は、答えを丸暗記しないことです。本質を理解しないまま問題を繰り返すのは逆効果です。同じ問題を解きなおす際は少なくとも3日以上開けると効果的だと思います。間違えた都度、間違えた問題を記録しておきましょう。

もし同じ問題で何度も間違える場合、それはその問題に関連する何らかの知識が不足していると考えられます。この場合は、しっかりとインプット学習に立ち返り、関連する周辺知識も含めて習得することが重要です。

以下のように10問区切りで問題を解いていくと、解いた記憶が新鮮なうちに解説を読むことができるのでおすすめです。

Udemy問題集も10問区切り(任意のタイミング)で解答を確認できるようになりました!

  1. 10問解く
  2. 答え合わせを行う
    • 間違えた箇所は解説を読む
    • 正解した問題も、他の選択肢がなぜ不正解かを考えながら解説を読む
  3. 理解不足をブラックベルトや動画教材に立ち返って知識を広げる(STEP1~2に立ち返る)

この10問区切りの学習を繰り返すと必ず正答率が上がってきます。そうしたら65問のフルセットを解いてみるのがおすすめです。80%以上の正答率が出たら、本番受験の申し込みを考えてもよいと思います。

このようにして、段階的に学習を進めることで、効率よくSCS試験に備えることができます。AWS公式練習問題とUdemyのおすすめWEB問題集を紹介します。

Udemy問題集の使い方を紹介

Udemy問題集の使い方について、実際の画面を交えて詳しく説明しています。ぜひ以下の記事をご覧ください。

記事の内容:

  • 【神アップデート!】解答を都度確認する方法を解説。
  • Udemyの問題集をPCやスマートフォンで効果的に活用する方法を解説。
  • ブラウザ翻訳機能を使い英語問題集を日本語に翻訳する手順を紹介。
  • 問題演習画面の操作方法や解答確認の仕方を詳しく説明。
  • 講師への質問方法を説明。

UdemyのWEB問題集は一度購入してしまうと新試験へのアップデートが勝手に行われていくところが魅力です。

英語 Udemy SCS-C02対応 WEB問題集130問 定価8,800円(セール時参考価格:1,500~2,000円)

こちらのWEB問題集は評価も 4.6/5.0 の高評価です。本WEB問題集も質の高い練習問題と詳細な解説が記されています。本問題集はサンプル問題があったため、紹介します。問題の品質も高く、解説もとても充実しています。

翻訳方法は右クリック→日本語に翻訳でできます。(Chromeでの方法となります。)

英語教材の翻訳方法説明
サンプル問題(日本語訳)

サンプル質問:

ある中規模企業は最近、AWS 環境の潜在的なセキュリティ脅威を監視するために Amazon GuardDuty を導入しました。セキュリティ チームは、Amazon EC2 インスタンスから多数の RDP ブルート フォース攻撃が発生していることに気づき、問題を防止するための措置を講じることにしました。同社のセキュリティ エンジニアは、問題が調査され修復されるまで疑わしいインスタンスをブロックできる自動化ソリューションを実装する任務を負いました。

セキュリティ エンジニアは次のソリューションのうちどれを実装する必要がありますか?

  1. Security Hub に GuardDuty の検出結果を取り込み、EventBridge 経由で Kinesis Data Streams にイベントを送信させます。Kinesis Data Analytics を設定してデータ ストリームを処理し、セキュリティ グループを更新してインバウンド ルールとアウトバウンド ルールがないようにすることで、疑わしいインスタンスとの間のトラフィックをブロックします。
  2. Security Hub に GuardDuty の検出結果を取り込み、EventBridge にイベントを送信して Lambda 関数をトリガーし、WAF Web ACL を更新して疑わしいインスタンスとの間のトラフィックをブロックします。
  3. Security Hub に GuardDuty の検出結果を取り込み、EventBridge にイベントを送信して、Lambda 関数をトリガーし、ネットワーク ACL ルールを更新して疑わしいインスタンスとの間のトラフィックをブロックします。
  4. Security Hub に GuardDuty の検出結果を取り込み、EventBridge 経由で Kinesis Data Streams にイベントを送信させます。セキュリティ グループを更新してインバウンド ルールとアウトバウンド ルールがなくなるようにし、データ ストリームを処理して疑わしいインスタンスとの間のトラフィックをブロックする Lambda 関数を設定します。

あなたの推測は何ですか? 答えを確認するには以下▼を押下してください。

解答と解説を確認する

正解: 4.

説明:

Security Hub に GuardDuty の検出結果を取り込み、EventBridge 経由で Kinesis Data Streams にイベントを送信させます。セキュリティ グループを更新してインバウンドおよびアウトバウンドのルール ファイルが存在しないようにし、データ ストリームを処理して疑わしいインスタンスとの間のトラフィックをブロックする Lambda 関数を設定します。

AWS Security Hub は、AWS のセキュリティ状態を包括的に表示し、セキュリティ業界の標準やベストプラクティスに照らして環境をチェックするのに役立ちます。

Security Hub は、AWS アカウント、サービス (GuardDuty など)、およびサポートされているサードパーティパートナー製品全体からセキュリティデータを収集し、セキュリティの傾向を分析して、最も優先度の高いセキュリティ問題を特定するのに役立ちます。

セキュリティ ハブの仕組み:

参考画像

参照リンク経由

Amazon EventBridge と Security Hub の統合を活用すると、アプリケーションの可用性の問題やリソースの変更などのシステムイベントに自動的に応答するように AWS サービスを自動化できます。AWS サービスからのイベントは、ほぼリアルタイムで確実に EventBridge に配信されます。関心のあるイベントと、イベントがルールに一致したときに実行する自動アクションを示す簡単なルールを作成できます。自動的にトリガーできるアクションは次のとおりです。

AWS Lambda関数の呼び出し

Amazon EC2 実行コマンドの呼び出し

イベントを Amazon Kinesis Data Streams に中継する

AWS Step Functions ステートマシンの有効化

Amazon SNS トピックまたは Amazon SQS キューへの通知

発見事項をサードパーティのチケット、チャット、SIEM、またはインシデント対応および管理ツールに送信する

特定のユースケースでは、Security Hub 経由で中継される GuardDuty からの UnauthorizedAccess:EC2/RDPBruteForce 検出結果をモニタリングする Lambda 関数を使用して、Kinesis Data Streams で Security Hub イベントを処理できます。この検出結果は、AWS 環境の EC2 インスタンスが、Windows ベースのシステム上の RDP サービスへのパスワードを取得することを目的としたブルートフォース攻撃に関与していたことを通知します。これは、AWS リソースへの不正アクセスを示している可能性があります。Lambda 関数は一致する検出結果を検出すると、セキュリティグループを更新してインバウンドルールとアウトバウンドルールがないようにすることで、疑わしいインスタンスとの間のトラフィックをブロックできます。

誤ったオプション:

Security Hub に GuardDuty の検出結果を取り込み、EventBridge にイベントを送信して Lambda 関数をトリガーし、WAF ウェブ ACL を更新して疑わしいインスタンスとの間のトラフィックをブロックします。WAFウェブ ACL は、CloudFront ディストリビューション、Amazon API Gateway REST API、Application Load Balancer、AWS AppSync GraphQL API、Amazon Cognito ユーザープールのリソースタイプにのみ適用できます。AWS WAF を使用して、保護されたリソースが HTTP(S) ウェブリクエストに応答する方法を制御できます。ここで示されているユースケースは、EC2 インスタンスから発生する RDP ブルートフォース攻撃に関するものです。EC2 インスタンスから発生するトラフィックを監視できないため、WAF ウェブ ACL の使用は無関係です。

Security Hub に GuardDuty の検出結果を取り込み、EventBridge にイベントを送信して、Lambda 関数をトリガーし、ネットワーク ACL ルールを更新して疑わしいインスタンスとの間のトラフィック をブロックします。ネットワーク ACL ルールを使用すると、サブネット内のすべてのインスタンスに影響します。疑わしいインスタンスのトラフィックのみを分離することはできません。したがって、このオプションは正しくありません。

Security Hub で GuardDuty の検出結果を取り込み、EventBridge 経由で Kinesis Data Streams にイベントを送信します。Kinesis Data Analytics を設定してデータ ストリームを処理し、セキュリティ グループを更新してインバウンド ルールとアウトバウンド ルールがないようにすることで、疑わしいインスタンスとの間のトラフィックをブロックします。Amazon Kinesis Data Analytics を使用すると、Apache Flink でストリーミング データをリアルタイムで変換および分析できます。Apache Flink は、データ ストリームを処理するためのオープンソースのフレームワークおよびエンジンです。Kinesis Data Analytics を使用すると、Apache Flink アプリケーションの構築、管理、および他の AWS サービスとの統合の複雑さが軽減されます。Kinesis Data Analytics を使用してインスタンスのセキュリティ グループを更新できないため、このオプションは注意をそらすために追加されました。

参照リンク付き

Practice Exams | AWS Certified Security – Specialty icon

SCS模擬問題詳細説明2

日本語 Udemy SCS-C02対応 WEB問題集200問 定価2,600円(セール時参考価格:1,500円~2,000円)

待望のSCS-C02対応日本語問題集が発売されました。本問題集にはレビューがありませんが、同一の作者の問題集は評価にばらつきがありますが、おおむね高評価です。評価には以下のような特徴が多いです。

レビューの特徴
  • 的中率の高さ:「試験の7~8割がこの問題集から出題された」とのレビューが多い
  • 解説の詳しさ:問題集の解説が分かりやすいとの声が多い
  • 一部の内容が古い:「古いサービス名が含まれている」との指摘が多い
  • 解説のばらつきがある:「詳しい解説と簡素な解説が混じっている」との指摘が多い

返金制度もあるため、今からSCSを受験される方は利用する価値がある教材です。

【SCS-C02対応】AWS認定 セキュリティ 専門知識 模擬問題集【3回 + α 計200問】 icon

【SCS-C02対応】AWS認定 セキュリティ 専門知識 模擬問題集【3回 + α 計200問】

仕上げ AWS公式SCS-C02模擬試験 20問(無料)

AWS公式で20問の無料模擬問題があります。実力を確認するための総仕上げに取り組むことをおすすめします。

以前は公式模擬試験は3,000円程度かかっていましたが、いつの間にか無料になっていました。

16問(8割)以上正解を目指して取り組みます。もし16問未満の正答だった場合、復習して再度取り組みます。以下のリンクから”ステップ 3: 試験を準備して準備状況を評価する”を選択して受験することができます。

ステップ 1: 試験と試験形式の問題を理解するの公式練習問題は有料なので注意してください。
($29/月または$299/年)

AWS公式無料模擬問題20問の受験方法説明

まとめ

試験について

  • AWSの認定試験にはセキュリティスペシャリティ(SCS)があり、2023/7にSCS-C01からSCS-C02にアップデートされた。
  • 試験範囲では「第 6 分野: 管理とセキュリティガバナンス」が追加され、SCS-C01の学習教材は基本的に引き続き使用できるが、第6分野の知識は補っておくことが推奨されている。
  • SCS試験は他の専門知識試験に比べて易しめである。(筆者はアソシエイトレベル以上、プロフェッショナルレベル以下と感じた)

勉強方法

  • 試験範囲全体の学習→理解が浅いサービスのBlackBeltでの理解→模擬問題を通して試験形式へ慣れる 以上の勉強方法がおすすめ。
  • 模擬試験で80%以上正答できるようになったら本番試験の受験を考えると良い。

各ステップのおすすめ教材まとめ

[STEP1]試験範囲の全体を学習する(動画教材または参考書)

試験範囲が完全網羅されている動画教材。試験範囲を最初に学習するのにおすすめ!

(定価:6,200円 セール時参考価格2,000円程度

AWS認定Specialty – Security(SCS)試験 対策トレーニングコース icon

参考書であれば以下。併用も有効です。

[STEP2]理解が浅いサービスをBlackBeltで理解する

BlackBeltで理解が浅いサービスを復習。特に第6分野:Organizations, Control Tower, Config, CloudFormation, Service Catalog あたりはよく見ておく。

[STEP3]模擬問題を解いて試験形式に慣れる

以下の模擬問題を解くのがおすすめ。本番試験でも似たような問題が出題されます。

1.[英語:130問 8,800円(セール時参考価格:1,500~2,000円)]

Practice Exams | AWS Certified Security – Specialty icon

2.[日本語:200問 2,600円(セール時参考価格:1,500~2,000円)]

【SCS-C02対応】AWS認定 セキュリティ 専門知識 模擬問題集【3回 + α 計200問】 icon

学習の参考になればうれしいです。以上です。

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    • AWSの基本サービスを実践的に学習
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    • インフラの基礎概念を丁寧に解説
  • 良いレビュー:
    • 講師の説明が丁寧で初心者でも非常に分かりやすく、AWSをゼロから学べる。
    • ハンズオン形式で、実際に手を動かしながら学べる点が素晴らしい。
    • AWSのインフラ構築が理解でき、全体像が把握できるようになった。講師の質問への回答も早かった。
  • 悪いレビュー:
    • 講座の進行が少し遅いと感じた。
    • 一部AWSのコンソールが変更になっているところがあり、自分で調べながら進める必要があった。
    • 一部情報が古いことがあり、過去のQAを確認するのに手間取った。

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