former2をCloud9で動作させる方法を紹介します。
former2とは現在のAWS環境のリソースをIaC(yaml, teraform)に書き出す便利ツールです。former2公式ページはこちら。
Cloud9環境起動
Cloud9の画面からCreate environmentを選択して起動します。ここでは詳細は割愛します。
無料利用枠のt2.microで十分でしょう。
ルートディレクトリでformer2をgithubからクローン
Cloud9のコンソールから以下コマンドを実行してformer2をクローンします。
git clone https://github.com/iann0036/former2.git
IDEを開いた最初のディレクトリ/home/ec2-user/environmentで実行してください。
former2ディレクトリがクローンされます。
buildコマンド実行
cdでformer2ディレクトリに移動して、クローンしてきたDockerfileに記載があるbuildコマンドを実行します。
cd former2
docker build -t former2_local:1.0 .
実行すると以下のようにbuildが成功します。
runコマンド実行
続いてDockerfileに記載があるrunコマンドを実行します。
docker run --name former2 -p $host_port:80 -d former2_local:1.0
実行すると以下のように出力されます。
index.htmlをPreview実行
Cloud9のコンソール上からindex.htmlを選択してPreviewを押下します。
するとFORMER2環境が立ち上がります。
以降はWEB版と同じように使えます。
まとめ
- 「former2」をCloud9上で動作させる方法を紹介した。
- 「former2」とは、AWS環境のリソースをIaC(Infrastructure as Code)形式で書き出すツールである。
- 手順は以下の通り:
- Cloud9環境を起動する(無料利用枠のt2.microで可)。
- Cloud9のコンソールから、「git clone」コマンドを使って「former2」をGitHubからクローンする。
- クローンしたディレクトリに移動し、「docker build」コマンドを実行してDockerイメージをビルドする。
- ビルドしたイメージを元に、「docker run」コマンドを使ってコンテナを起動する。
- Cloud9のコンソールから「index.html」を選択し、「Preview」を押下して実行すると、「FORMER2」環境が立ち上がり、以降はWeb版と同様に利用できる。
これにより、Cloud9上で「former2」を実行し、AWS環境のリソースをIaCに出力することができる。
以上です。
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システムエンジニア
AWSを中心としたクラウド案件に携わっています。
IoTシステムのバックエンド開発、Datadogを用いた監視開発など経験があります。
IT資格マニアでいろいろ取得しています。
AWS認定:SAP, DOP, SAA, DVA, SOA, CLF
Azure認定:AZ-104, AZ-300
ITIL Foundation
Oracle Master Bronze (DBA)
Oracle Master Silver (SQL)
Oracle Java Silver SE
■略歴
理系の大学院を卒業
IT企業に就職
AWSのシステム導入のプロジェクトを担当